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新井さんが見た2019年のカープ「“勝ち方”を知っていることが大きな強み」

3/19(火) 12:05配信

週刊ベースボールONLINE

広島はいい意味で円熟味を増している

昨シーズン限りで惜しまれつつもユニフォームを脱いだ新井貴浩氏。誠実な人柄で誰からも愛された「新井さん」は、解説者として次の野球人生を歩み出した。その新井さんが見る今季の広島は──。
写真=矢島寿人、BBM 構成=渡邉大輔 協力=エイベックス・マネジメント株式会社

 引退したことで「カープの選手」から「カープのファン」に戻った感じです。当然、後輩たちのことは気になります。丸佳浩が巨人へ移籍しても、広島の選手層は厚いです。優勝候補筆頭ではないでしょうか。3連覇を経験したことで「勝ち方」を知っている選手が多いのは大きな強みだと思います。「やらなければいけないこと」、逆に「やってはいけないこと」を知っています。年齢層は若くても、伸び盛りの選手や、可能性を秘めた選手がたくさんいる。競い合うことによって、チームがいい意味で円熟味を増しています。新加入の長野久義もプレーだけでなく、気遣い心遣いができる人物。中心選手として存在感を発揮するはずです。

 投手陣は大瀬良大地が完全に一本立ちしました。昨季の最多勝、勝率第一位のタイトルを獲ったことは自信につながっているでしょう。求められるハードルはだんだんと高くなってきますが、それを乗り越えて、投手陣をけん引してもらいたいです。

 一岡竜司や中崎翔太を中心とした中継ぎ・抑え陣も、年々安定感を増している印象を受けます。ただ、毎年50試合前後を投げているだけに、“勤続疲労”もあるでしょう。ケアをして、ケガがなければ盤石だと思います。

 V4のキーマンを挙げるとしたら、會澤翼。プレッシャーがかかる中、菊池涼介、田中広輔、鈴木誠也は軸となりますが、扇の要、そして選手会長として期待がかかるのが會澤なのです。責任重大でチームをまとめるのは大変ですが、やってくれると信じています。

大型補強の巨人と古巣・阪神に注目

 対抗馬は、やはり大型補強をした巨人です。投打で選手層が厚い。弟のように思う丸のことも気掛かりなので、注目したいと思います。7年間在籍した阪神も矢野燿大監督の下でどう巻き返してくるのか楽しみです。力のあった投手陣に、西勇輝とガルシアが加わりました。金本知憲前監督が鍛えた若手もいて、優勝争いに加わってくると思います。

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