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「歩行者や自転車に気づかない」「ブレーキのつもりがアクセル」「ウインカーの出し忘れ」|シニアの運転傾向と安全運転を続けるコツ

3/19(火) 11:04配信

サライ.jp

文/鈴木拓也


運転者の交通死亡事故件数は、年齢層別に見ると75歳から急増し、ハンドルやペダルの操作ミスによるものが目立ち始める。そして最近は、高齢者の認知機能低下に起因する痛ましい事故が報道されるようになって、シニア運転者の免許証の自主返納を促す風潮が高まっている。
一方で、シニア運転者にとって車の運転は「脳の老化を防ぐ一つの手段である」と言うのは、NPO法人 高齢者安全運転支援研究会の岩越和紀理事長だ。著書の『運転をあきらめないシニアの本音と新・対策』(JAFメディアワークス)で、岩越理事長は、「脳の柔軟さを保つための自分なりの工夫と努力をしながら、安全運転を続けるのも、また、健康な人生への選択肢ではないだろうか」と、まだまだ元気なシニア運転者にエールを送る。

高齢ドライバーのための安全運転のコツ3つ

とはいえ、齢70を過ぎれば若い頃とまったく同じようにはいかないのも事実。自身の運転傾向の変化を冷静に見つめ、対応策をとるのも運転寿命を延ばす賢いやり方だろう。そのため、本書では「18の本音と新・対策」と銘打って、シニアの運転傾向と安全運転を続けるコツが記されている。

例えば、どのような傾向と対策があるのだろうか? 本書からいくつかを紹介したい。

■歩行者や自転車に気づかず、ヒヤリ

左折しようとしたら、目の前の横断歩道を親子乗りの自転車が赤信号への変わり目をものともせず横断していく。あわてて急ブレーキを踏み、肝を冷やす。

岩越理事長は、右左折の衝突事故は「シニアが起こす事故の典型としてニュースで取り上げられる」と指摘。「どんな状況であろうと右左折時には横断歩道の手前や停止線でいったん停止」を遵守するようアドバイスする。
危険を察知してからブレーキを踏むまでの反応時間は、高齢になるほど少しずつ長くなるので、「飛び出すかもしれない」という想定のもと注意を怠らないのも大事。さらに、JAFウェブサイトにある「実写版 危険予知トレーニング」の活用をすすめている。

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最終更新:3/19(火) 11:04
サライ.jp

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