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ネット上で拡散するデマから子どもたちを守る、たったひとつの方法

3/19(火) 12:12配信

WIRED.jp

慌てず、ひと呼吸置く

「ミーム(人から人へと伝わる情報や行動)をつくり出す人たちの多くは、人間の恐怖や偏見に働きかけることにとても熟練しています。親が恐れる代表的なこととして真っ先に挙げられるのは、子どもの安全でしょう」とバルガーは話す。このことをデマの作者は心得ているのだ。

「正しいと感じたからといってそうとは限らないということを、親は覚えておかなければなりません。自分の直観を信頼することはできないのです」。こうした脳の欠陥に対処するための最善策は、その欠陥を認識することだ。

では、危険を知らせる呼びかけにインターネット上で遭遇し、その正体をまだ特定できていない場合はどうすればいいか。子どもの振る舞いを巡って感情をあおるような警告は、誤った情報を含みがちの有名な事件などに少し似通った部分がある。それらの扱い方について、専門家はいくつかの方法を提案している。

ひと呼吸置いたあと、さらに待つようにバルガーは勧める。彼女によると、次のような方法だ。

まずは2、3日様子を見る。そして、子どもに話す前に待つ。学校や警察から実際に警告があるかどうかを確かめ、あった場合はそれが正確な情報か確認する。

親のパニックが子どもに影響

学区や警察は確かに信頼できるが、混乱状態に陥ることもあることがすでに明らかになっている。子どもたちがこういった目にあった、あるいは自分で自分を傷つけたと報告している人はいるだろうか? もしそうであれば、子どもと話し合えばいい。

子どものほうから相談された場合は、パニックにならずに理解を示すことが重要だ。広まりやすいミームなどの類すべてを耳にした途端、それらを子どもに話さないようバルガーは促している。子どもに心的外傷を受けさせないためだ。

オンライン上で子どもが目にするものについて親が毎回パニック状態で警告し続けることは、そのこと自体が学校での銃撃を想定した避難訓練のようにダメージを与えるリスクがあると、バルガーは指摘している。

「最初のミームか、それに対してパニックを伴った反応か、どちらがより大きな悪影響をもたらすでしょうか? 」

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最終更新:3/19(火) 12:12
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