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高島屋・村田新社長 経営者への道を開いたエクセル作成

3/19(火) 22:00配信

WWD JAPAN.com

高島屋の新社長に3月1日付で村田善郎氏が就任した。直近では経営戦略部長や企画本部長などの要職を担い、次期社長の本命といわれていた村田氏だが、百貨店マンとして王道のキャリアを歩んできたわけではない。入社後は食品を振り出しに紳士服、リビング、ドイツ事務所、新宿出店準備室、柏店長。その間には労働組合の専従を何度か行き来し、委員長としても活動した。国内17店舗・海外4店舗、営業収益9495億円の百貨店グループを率いることになった村田氏はどんなリーダーなのか。

【画像】高島屋・村田新社長 経営者への道を開いたエクセル作成

WWD:幅広い業務を経験されたようですが、転機になった仕事は何ですか?

村田善郎社長(以下、村田):一つの場所にずっといたくない性分で、若い頃からいろいろな部署を志願してきました。中でも高島店新宿店(1996年開業)に出店準備室のメンバーとして携われたことは、ゼロから新しい店を作るという意味で貴重な体験でした。その20年後に企画・開発の担当役員として、タイ・バンコクのサイアム高島屋(2018年11月開業)や、日本橋の再開発(2019年3月に日本橋高島屋S.C.として全面開業)の大型プロジェクトを進める上で大いに役立つことになります。

WWD:当時は30代半ばですね。どんな仕事をしていましたか?

村田:リビング担当として新宿の商圏を徹底的に調べ上げていました。伊勢丹さんや小田急さんの売り場に何度も足を運び、価格帯やSKU(最小在庫管理単位)を分析し、新参の高島屋が目指すべきMDを考える。高島屋にとって新宿進出は長年の悲願でした。会社は全国から婦人服や特選、食品など各分野のエース級バイヤーを出店準備室に集めました。その中に、何を間違えたか私が呼ばれたわけです(笑)。ペアを組んだバイヤーは他店の売り場の棚を見ただけで、ここの茶碗の単価は何円くらいなので、週にいくら、月にいくら販売し、年間の売り上げはこれだけになると正確に言い当てることができました。優秀な同僚や先輩と一緒に仕事し、得るものは多くありました。営業のイロハは新宿店で学んだと思っています。オープン後はリビング売り場の初代マネージャーに就きました。

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最終更新:3/21(木) 11:36
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