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バルサで世界一になったサッカー選手。茂怜羅オズは大志を抱く

3/20(水) 6:08配信

webスポルティーバ

 3月7日から17日まで、タイで行なわれていたAFCビーチサッカー選手権。今年11月にパラグアイで開催されるワールドカップのアジア予選を兼ねたこの大会で、ビーチサッカー日本代表は見事に優勝を飾り、10大会連続となるワールドカップ出場を決めた。

■リオ生まれの日本代表、ビーチサッカー・茂怜羅オズとは何者か

 アジア制覇の立役者となったのは、茂怜羅(モレイラ)オズだった。キャプテンとしてチームをまとめ、全6試合に出場して9得点をマーク。得点王に輝くとともに、大会MVPにも選出された。ワールドクラスの実力をまざまざと見せつけた茂怜羅が、現在の日本のビーチサッカー界において代えの利かない選手であることを、あらためて証明した大会でもあった。

 茂怜羅は現在、東京ヴェルディのビーチサッカーチームに所属している。肩書は選手であり、監督であり、クラブの代表でもある。

 選手としてプレーするのはもちろん、監督としてチームをまとめ、代表者としてスポンサー探しに奔走する。東京ヴェルディBSが拠点とする立川の練習場も、茂怜羅自らが探し出し、使用できるように交渉したという。

 東京ヴェルディのビーチサッカーチームは、日本で唯一、Jリーグクラブに属するチームである。そもそも、日本のビーチサッカー界はプロリーグが存在せず、各地域でリーグ戦が行なわれている状況だ。地域リーグで上位になったチームが参戦できる「Beach Soccer地域リーグチャンピオンシップ」と、JFAが主催する「全日本ビーチサッカー大会」のふたつが、競技者にとっての大きな目標となる。

 チームごとにレベルに差があり、東京ヴェルディBSのように日本代表選手が所属するチームもあれば、エンジョイスポーツを目的に活動しているチームもある。そのため、大差に終わる試合も少なくないという。そんななか、東京ヴェルディBSは2017年に創設されて以降、無敗を維持する国内最強チームとして君臨している。

 もっとも、競技レベルの向上には、トップリーグの存在が不可欠である。

「やっぱりレベルを上げるには、プロリーグが必要。ビーチサッカー選手になりたいと思っても、現状ではお金が得られない。フットサルのようなプロリーグができれば、やりたいと思う人は増えるはず」

 茂怜羅は現状を憂(うれ)いながら、プロリーグの創設を訴える。

 こうした環境のなかで、茂怜羅が世界ベストプレーヤーのひとりに選ばれ続けているのには、理由がある。それは、ビーチサッカーには「移籍が自由にできる」というルールがあるからだ。

 茂怜羅は東京ヴェルディBSに籍があるものの、シーズン中であっても海外リーグのチームからオファーを受ければ、そのチームに参加できる。たとえば、普段は東京ヴェルディBSで活動し、週末だけロシアのリーグでプレーすることも可能だ。

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