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圧倒的に人手が足りない! 知られざる児童相談所の実態

3/20(水) 6:30配信

週プレNEWS

相次ぐ児童虐待事件や施設建設をめぐる住民の反対など、最近、注目されることが増えている児童相談所。虐待事件への対応などに批判も多いが、そもそもどんなところでどんな人たちが働いているのか? その実態に迫った。

【表】児童虐待相談対応件数と児童福祉司の数の推移

■児童相談所とはどんなところ?
最近、児童相談所に関係する事件や話題が後を絶たない。

今年1月、10歳の栗原心愛(みあ)ちゃんが虐待によって死亡した千葉県野田市の事件は、虐待のリスクが高まったと児童相談所が認識しながらも、一時保護した心愛ちゃんを自宅に戻していた。

また、昨年3月、東京都目黒区で5歳の船戸結愛(ゆあ)ちゃんが虐待で亡くなった事件では、香川県から東京都に引っ越した際、虐待の可能性が強かったにもかかわらず、児童相談所間の引き継ぎに問題があったと指摘されている。

昨年10月には、東京都港区で児童相談所の開設をめぐって「施設は南青山にふさわしくない」などの反対意見が相次ぎ、話題となったことも記憶に新しい。

では、児童相談所とは、そもそもどういった施設なのか? ジャーナリストであり児童相談所をテーマにした漫画『新・ちいさいひと』(小学館)で取材・企画協力を担当する小宮純一氏に話を聞いた。

「児童相談所は児童福祉法に基づき、都道府県と政令指定都市に設置が義務づけられている、18歳未満の子どもに関する相談に対応する専門機関です。虐待だけではなく、不登校や非行、引きこもり、障害など、子どもに関するあらゆる相談に対応します。

なかでも、児童相談所が対応した児童虐待の件数は、調査を開始した1990年度から27年連続で増加を続け、2017度には過去最高の13万件を超えました。

それに伴い幾度も児童福祉法が改正され、中核市や東京23区などにおいても児童相談所を設置できるようになりました。少しずつですがその数を増やし、現在は全国で212ヵ所(18年10月1日時点)の児童相談所が設置されています」



南青山の児童相談所開設をめぐる騒動は、この増設の流れをくんだものだとした上で、小宮氏がこうつけ加える。

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最終更新:3/20(水) 6:30
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