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レクサスES|12年ぶりに国内販売を再開した上級4ドアセダンの革新性【石川真禧照の名車を利く】

3/21(木) 6:03配信

サライ.jp

北米市場などでは30年も販売され続けるESの新型が、12年ぶりに日本でも売られるようになった。昨年10月の発売開始からひと月で月販目標台数の10倍以上を受注した上級4ドアセダンの魅力とは?

文/石川真禧照(自動車生活探険家) 

レクサスはトヨタが1989年に立ち上げた高級車ブランドである。それまで主に大衆車を手がけていた同社の北米市場における地位は低く、販売が伸び悩んでいた。そこで、メルセデス・ベンツ、BMW、アウディなどドイツの高級車に対抗できる車づくりを行なおうと考えたことから始まった。

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とりわけ品質に関してはトヨタ車よりもさらに厳しいチェックがなされ、販売店の接客も日本的な“もてなし”の心を大切にした。この戦略が功を奏し、レクサスは北米で1999年から11年間、ブランド別の販売台数でメルセデス・ベンツやBMWを抜いて1位を獲得。品質面でも常に上位に入る健闘ぶりを見せている。

日本では2003年以降、北米と同じレクサス車が売られるようになった。当初は日本向けに車種名や仕様が変更された、価格の高いトヨタ車として販売されていたが、2005年、満を持してレクサスブランドの国内展開を開始。販売店のきめ細やかな接客などによって顧客を増やし、レクサスブランドは定着していく。

車両に関しても、トヨタ車とは明らかに異なるデザインの車づくりを進めた。最近では、レクサスの生産を手がけているのがトヨタであることを知らない顧客もいるほど、差別化に成功している。

ドイツの高級車に肩を並べる

今回紹介する新型ESの骨格はトヨタのカムリと共通だが、外観デザインはもちろん、内装の仕様や素材などはレクサス専用に開発したものを採用している。また、走行性能に関してもドイツの高級車に肩を並べるほど高い水準に仕上がっている。

最新ハイブリッドシステムは、 優れた燃費性能を発揮する

ESはレクサス車の中では、最上級車LSに次ぐ大型の4ドアセダンだ。1991年からは日本でも「ウィンダム」という名称で販売されていた。2006年に日本での販売は終了したが、昨年のフルモデルチェンジを機に12年ぶりに国内販売が再開された。

7代目となるESは、低重心設計による安定した乗り心地と室内の静粛性が魅力だ。2.5Lエンジンとモーターの最新ハイブリッドシステムを搭載し、街中や高速などで優れた燃費性能を発揮する。

ESには、いち早く実用化された先進技術も投入されている。そのひとつが、最上級車種「バージョンL」に搭載された、量産車として世界初となるデジタルアウターミラーだ。これは従来のドアミラーをデジタルカメラに置き換え、斜め後方の視界を液晶画面に映し出すというもの。画面は前窓とドアの間の支柱に備わるので、ドアミラーより視点移動が少なく、ドア窓に水滴がつく雨の日でも画面が車内にあるので確認しやすい。

また、ウィンカー操作やバック時に連動して表示エリアを自動で拡大するほか、手動で表示範囲を広げることも可能。さらなる安全運転に大いに役立つ。

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最終更新:3/21(木) 8:19
サライ.jp

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