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昭和の少年が憧れた! スーパーカーブームでヒーローとなった名車5選

3/21(木) 18:30配信

Auto Messe Web

漫画「サーキットの狼」の影響でブームに

 レーシングカーでもGTでもスポーツカーでもないクルマ……。それが1970年代に大ブームとなった「スーパーカー」だ。平成の終わりに昭和の少年たちが恋い焦がれたスーパーカーを振り返ってみよう。

新車レベルに復活を遂げたランボルギーニ・ミウラSV

ランボルギーニ・カウンタック

 スーパーカーについては、カウンタック抜きには語れない。ウエッジシェイプなデザイン、リトラクタブルヘッドライト、ガルウイング(シザーズドア)、ミッドシップレイアウト、V12気筒エンジンなどスーパーカーの定理とは、カウンタックそのものともいえる代表格。その後のモデルはカウンタックを基準に、減点法で採点してもいいぐらいインパクトが強い。それほどにスーパーカーの原器的な存在だ。

 そんなカウンタックは1974年に登場。ボディデザインを担当したのはスーパーカーエイジなら誰もが知る、ベルトーネ時代のマルチェロ・ガンディーニ。車体設計はパオロ・スタンツォーニが手がけた。彼は市販車とは思えないほどに手の込んだ複雑なマルチ・スペースフレーム(パイプフレーム)を考案。現代でも通用する高剛性ボディをカウンタックに与えたのである。

 後方にあるエンジンルームには、V12気筒エンジンを縦置きに搭載。なおかつ2450mmというショートホイールベースの内側に収まるべく、トランスミッションをエンジンの前方、コックピット側にレイアウトするという大胆な手法を採用した。大排気量スーパーカーの中では、素晴らしいハンドリングを持つマシンと言われた。

 当時、各地で開催されたスーパーカーショーでは常に主役だったカウンタック。デビューから半世紀経っても、その輝きは失われない、不朽のスーパーカーである。

ポルシェ911ターボ(930型)

 カウンタックがイタリアンスーパーカーの星であったとすると、徹底したハイパフォーマンスカーの雄は、ポルシェが放った930ターボだろう。

 なかでも70年代前半に最強のポルシェとして有名だったのは73カレラRS。それをベースにコンプレッサーで圧縮した吸入空気をシリンダーへと押し込み、排気量アップと同じ効果を得るターボチャージャーを採用。3リッターターボで260psを発揮したのが、930ターボだった。

 最高速度300km/hといわれたカウンタックに対し、実測値で250km/h。しかし、ゼロヨン12秒というのは、オイルショック時代の牙を抜かれた国産スポーツでは、仮面ライダーとショッカー隊員並みの大差があった。

 強烈無比なドーピングパワーの源が「ターボ」という未知のシステム。日本のクルマ好きには、「ターボ信仰」が植えつけられ、のちに軽自動車から大型セダンまで、ターボを採用するクルマを数多く誕生させるきっかけにもなった。

 930ターボは、グループ4レースのホモロゲートミートバージョンとして誕生する。グループ4ではフェンダーの張り出しが制限されていたので、市販車からオーバーフェンダーを装着。エアロの追加もご法度だったために大型スポイラーを採用したり、排気量も変更NGだったため、ターボ&ブーストアップで強大なトルクを得た。

 オーバーフェンダー・ワイドタイヤ・大型リアウイングなどのエアロパーツが、ハイパフォーマンスカーのイメージとして定着したのは、この930ターボを手本にしたからに他ならない。

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最終更新:4/18(木) 15:39
Auto Messe Web

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