ここから本文です

ボクサー亀田に学ぶ!「勝てる相手」との試合を優先すべき理由

3/21(木) 14:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

今回は、ビジネスにおいて情報と戦略を駆使して「勝てる相手」を探すことがいかに有効であるかを見ていきます。※本連載は、株式会社With You、株式会社WORLD CLASS STRATEGY代表取締役社長で経営コンサルタント・石塚洋輔氏の著書、『サッカー脳で考える起業のルール―ビジネスをゲームメークする49の方法』(合同フォレスト)から一部を抜粋し、企業経営を成功に導くためのビジネス戦略について解説します。

「お客さまアンケート」に対して真摯に向き合う意義

練習は裏切らない。

だから誰にも負けないくらい練習を重ねる。でも、自分だけで練習を続けることにはどうしても限界があります。

そんなときにどうするか?

それがここでお伝えすることのコアな部分です。

多くの企業がお客さまアンケートを実施しています。

たとえば、飲食チェーン店のテーブルに置かれたアンケート用紙に回答した経験のある方もいるでしょう。

あるいは、街中を歩いている時に新商品のサンプルを渡され、その代わりに類似する商品の使用状況を聞かれる、そんなパターンに遭遇した方もいるかもしれません。

どうして企業は、そこまでしてお客さまの声集めに熱心になるのか。

アンケート1つ取るのにも、決して少なくはないコストがかかります。

それでも、できるだけ多くの声を拾い集めるのにはもちろん理由があります。

お客さまの声には真実があります。

もちろんすべてが耳を傾けるに値するものではありません。

中には一方的な誹謗中傷もあるでしょう。

ですが、アンケートに答えるという強い意思の裏側には、同じくらい強い思いがあります。

手間をかけてでも伝えたい何かがあります。

そうした何かが、時としてかけがえのない真実をもたらしてくれることになります。

あなたが経営者である場合には、普段は目にすることのない現場のオペレーションの問題が、アンケートによって明らかになることもあるでしょう。

従業員はあなたの前では良い顔をする。

しかし、お客さまに対して常に良い顔をしているとは限らない。

そういった要素を、競合他社という視点を入れてみるとどうなるでしょうか。

そこには相手の真実があります。

たとえば、他社のサービスの中で、強い部分はもちろんのこと、弱みについてもお客さまから寄せられる声の中に同じくらい書かれているはずです。

そうした情報を正確に読み取り、戦略を考える糧とすることが大切です。

独りだけの練習に仲間を加え入れること。

それは、独りよがりになる(可能性の幅が狭くなる)リスクを減らし、時として厳しい声が自分を励まし、プレーヤーとしてのスキルアップが加速することを意味しています。競合他社をそうしたパートナーとして練習に引き入れるのです。

競合他社に寄せられるお客さまの声は、勝つための戦略にとって、この上ない参考になるデータです。

多くのサポーターがひいきのチームに「キーパーを替えろ!」と叫んでいるとすれば、そのチームは過去に何度もキーパーのミスで負けているのだと推測されます。

それが判断ミスなのか、高さの不足によるものなのか。

さらに分析を進めていけば、相手キーパーは前に出るかどうかの判断が弱く、セットプレーに勝機を見いだすべし、という戦略が極めて自然な形で導き出されるかもしれません。

それはまさに、競合他社のお客さまの声が与えてくれた恵みです。

1/2ページ

最終更新:3/21(木) 14:00
幻冬舎ゴールドオンライン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

富裕層・企業オーナー必読!「知識武装し、行動する」ためのWEBメディア。「資産防衛」に関する最新情報とノウハウを配信!

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事