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人口4万8000人 “海のない湘南”寒川町が、ストリートスポーツ世界大会を開催する理由

3/21(木) 14:42配信

THE ANSWER

木村俊雄・寒川町長と「ARK LEAGUE」オーガナイザー内野洋平が意気投合

 神奈川県高座郡寒川町。人口約4万8000人の町が今、ストリートスポーツ界で大きな注目を集めている。4月27日から3日間、BMXフラットランド、スケートボード、ブレイキンの世界大会「ARK LEAGUE」が開催されるからだ。「海のない湘南」とも言われる寒川が、なぜ「ARK LEAGUE」の開催地となったのか。「THE ANSWER」では、木村俊雄寒川町長と「ARK LEAGUE」オーガナイザーの内野洋平氏の特別インタビューを行い、ストリートスポーツにかける熱い思いに迫る。

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「寒川は神奈川県の中でも非常にコンパクトな場所で、真っ先にイメージされるのは寒川神社。その後は『…』で続かない。神社のある町。それで終わっちゃうんですよ。それでは困るなと。ただ神社がある町じゃ、住んでいる若い人がかわいそうでしょ?」

 ともすればネガティブに聞こえるかもしれない客観的な町のイメージ。それを笑顔でカラリと言い放った木村町長は、常日頃から「若い皆さんが、町の外からも集まれる、そういう街づくりをしたい」と考えていたという。そんな時、町の職員から上がった意見の1つが、BMXやスケートボードなどを楽しめるパンプトラックの設置だった。実は、東京オリンピック出場を目指す19歳の女性BMXレーサー、畠山紗英選手の出身地こそ、他ではない寒川なのだ。

「オリンピックの有望選手がいて、コンパクトな寒川らしく、若い人に喜んでもらえるスポーツ。町としてストリートスポーツを応援しながら、町のブランディングやイメージアップ、存在価値を上げていこうという中でも、正直、パンプトラックだって出来上がるまで『どんな物なのかな?』程度の知識だったんですよ。『パンプ』って言うから『ポンプ?』って聞き返したくらい(笑)。でも、出来上がってみると、利用している人たちを、自分もやってみたそうな雰囲気で見ている人がいる。あるいは、小さな子供の自転車を親御さんが支えたり、手をつないで歩いたり。人と人のつながりが生まれているんですよ。これはいい施設ができたなって思いましたね」

 ちょうどその頃、「ARK LEAGUE」の開催地を探していたのが内野だった。2013年のスタート以来、毎年神戸を開催地としていたが、来年に迫る東京オリンピックやその先の盛り上がりを見据え、2019年から開催地を関東に移そうと決意。神戸にイメージの近い横浜などが候補に挙がる中、神奈川県を通じて紹介されたのが寒川町だった。「どんな場所なのか、まったくイメージが沸かなくて……」と苦笑いで振り返る内野だが、実際に訪れたさむかわ中央公園で待っていたのは、日本有数の立派なパンプトラックだった。

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最終更新:3/21(木) 14:42
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