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八村塁はなぜ成長できたのか? “努力”と“順応”―成功の裏にある2つのキーワード

3/21(木) 19:33配信

THE ANSWER

AP通信が特集、俄かに脚光を浴びる現状も「気にしていません」

 バスケットボール男子の全米大学体育協会(NCAA)1部、ゴンザガ大の八村塁。大学バスケ界の年間最優秀選手賞「ネイスミス・トロフィー」の最終候補4人に選出されるなど、21日(日本時間22日)にNCAAトーナメントの1回戦(フェアリー・ディッキンソン大戦)を前に、その注目度は増す一方だ。AP通信が俄かに脚光を浴びる現状を特集。八村は使命感を口にしている。

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 6月のNBAドラフトで1巡目指名が確実視されている八村。米国で絶大な人気を誇る大学バスケ界で、日本人がこれほどの注目度を誇るのは初めてのことだ。全米が熱視線を送る“マーチ・マッドネス”を前に「ルイ・ハチムラの人気はゴンザガで上がり続けている」と題してAP通信が特集を組んでいる。

「今では、ハチムラは注目を浴びることに慣れている。ハチムラは常に多くの注目を集めている」

 米国での3年目、一気にブレークを果たした八村。日本人記者に囲まれる機会も多くなったようだ。記事では「『気にしていません』、水曜日、彼はソルトレークシティーで日本人記者たちが質問のために待つ中、こう語った。『でも同じ質問が多いですね』」と現在、八村が置かれた状況を伝えている。

 さらに続けて、八村はこう話しているという。

「注目されることが多くなりました。でも慣れたと思います」「日本代表のバスケットボール史において重要な時期だと思うんです。だから問題ありません」

 かつてないほどの注目が集まっていることを理解している。そして日本のバスケ界における自身の立ち位置についてもだ。

言葉、文化の壁を乗り越え大学屈指のエースに

 なぜ八村はここまで成長、成功できたのか。富山県出身で高校までを日本で過ごした。記事では渡米当初は、文化や言葉に苦労したことも伝えている。同大学のマーク・フューヘッドコーチによると「我々が言っていることの約10%を理解していた」とコメントしている。

 それでも記事では「ハチムラは言語習得、そしてバスケットボールに懸命に取り組んだ。そして彼はどちらでも上達した」と努力のあとを伝え、今の姿があると称えている。

 当初、八村はコート上で消極的だったとも紹介している。日本流の上下関係が根底にあったため、「年上のチームメートを尊重し、よりアグレシップな選手に振り回されていた」という。

 指揮官は「彼が来たとき、年長者に敬意を払うという文化的な規範にとらわれていた」「我々はこのことについて、対処しなければいけなかった」とも話しており、八村の意識を変える必要があったようだ。

 そしてこの点に関して、記事では「明らかに報いられた」とし、「ハチムラの先導で、ゴンザガはこの3年で2度目となるベストフォー有力候補となった」とまさにエースとして君臨するようになった現状を伝え、締めくくっている。

 全米で屈指の実力を誇るゴンザガ大。そして堂々とした振る舞いで、そんなチームを牽引する八村。その陰には並大抵ではない苦労があったに違いない。日本人が全米を熱狂させる瞬間がすぐそこまで迫っている。

THE ANSWER編集部

最終更新:3/22(金) 9:23
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