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「口臭」を気にしない日本人に欠けている視点

3/21(木) 16:00配信

東洋経済オンライン

みなさんは「Class Act」という言葉をご存じでしょうか。傑出している人や洗練された立ち居振る舞いができる人のことを意味します。周囲の人から「際立っている」「突出している」と思われるかどうかは、出会ってからわずか数秒間で決まってしまいます。したがって、あなたがこの「一瞬の勝負」に勝つためには、普段から自分の見た目を最善の状態に維持しておく必要があります。
今回は拙著『Class Act(クラス・アクト)世界のビジネスエリートが必ず身につける「見た目」の教養』より、日本人が見逃しがちな「口臭」について取り上げます。

■女性は男性よりニオイに敏感

 日本を訪れた多くの外国人が驚くことは、日本人の口臭だといいます。空港での入国審査のスタッフ、タクシーの運転手、公共機関で乗り合わせた人々。なんと72%もの外国人が「日本人の口臭が気になった経験がある」と回答しています。

 日本人は体臭がきつくないため、口臭もひどくないと思っているかもしれませんが、マウスケアに対する意識はそれほど高いとはいえません。「毎朝、しっかり歯を磨いているから大丈夫」ではありません。なぜなら、口臭は自分では自覚できていないことが多いからです。嗅覚には順化システムというものがあり、最初は気になっていた自分の口臭も、時間の経過とともにニオイに慣れ、次第に気にならなくなってしまうのです。

 パナソニックが行った調査では、7割を超えるビジネスパーソンが、ビジネスシーンで「他人の口臭が気になったことがある」と回答しています。

 特に女性は男性よりもニオイに敏感で、女性の2人に1人以上が、口臭が原因で「仕入れ先との取引をやめた」「担当者が変わるまで面談を控えた」と回答しています(江崎グリコが20~50代の男女の就業者計824人を対象に実施した、『ビジネスシーンにおける口臭ケアについての調査』)。

 欧米人のほうが体臭や口臭が強いと思っている人は多いようですが、アメリカのエグゼクティブ層の人たちの中で、口のニオイが気になるという人は滅多にいません。口が臭いというだけで、ビジネスパーソンとしては「失格」の烙印を押されてしまうからです。

 日本人の口臭に関する意識は諸外国の人々と比べて高いとはいえず、口臭に関してはいますぐに意識を変えるべきだと思います。

 というのも、私たちは、ある人と取引をすべきかどうかを決める際に、その人の肩書や実績、利害関係なども考慮しますが、その判断に最も大きく影響するのは、実は五感を通して得た情報です。

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