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「ゴーン」弁護士交代劇の裏側 日産西川社長との「オペラ観劇」交遊が解任の決定打?

3/21(木) 8:00配信

デイリー新潮

 逮捕から108日。三度目の正直でようやく保釈を勝ち得たカルロス・ゴーン(65)だが、当初、弁護を引き受けていたのは元東京地検特捜部長の大鶴基成弁護士ら3人の「弁護団」だったのは、ご存じの通りだ。

 しかし、2月13日、裁判所、検察側、弁護側による初の三者協議を翌日に控えたタイミングで、「大鶴弁護団」は退き、「無罪請負人」の異名を持つ弘中惇一郎弁護士率いる弁護団に交代した。

 司法担当記者が解説する。

「ゴーンにとって、大鶴さんに対する不満は、やはり保釈が取れなかったこと。その不満を見て取った弘中さんが、ゴーンと一緒に逮捕された前代表取締役、グレッグ・ケリーの代理人を務める喜田村洋一弁護士をツテに、ゴーンに売り込みを図ったと言われています」

 弘中弁護士と喜田村弁護士は以前、同じ法律事務所の釜の飯を食った仲の盟友なのである。

「世間が大騒ぎする事件となると、弘中さんはすでに他の弁護士が受任していても割り込んでまで仕事を引き受けようとする。昨夏、東京地検特捜部が手掛けた文科省汚職事件でも、逮捕された文科官僚にはすでに弁護士がついていたにもかかわらず、起訴段階で弘中さんに代わっています」(同)

 ゴーンの弁護を引き受けるにあたって、弘中弁護士は自信の表れからか、会見で「まだカミソリのキレ味があるかどうか試してみたい」と宣言している。

「喜田村さんとともに、ロス疑惑や薬害エイズ事件などを無罪に導き、名前を売った弘中さんですが、さらに郵便不正事件でも村木厚子さんの無罪を勝ち取り、その知名度は一気にアップ。無罪請負人、カミソリ弁護士の名を恣(ほしいまま)にしてきたのです」(同)

 しかし、本当のところ、一敗地に塗れたことも一度や二度ではないのだという。

「例えば、KSD事件で受託収賄罪に問われた参院のドン、村上正邦元労相の弁護を担当し、結果は懲役2年2カ月の実刑判決。また、ライブドア事件でも、ホリエモンの弁護をヤメ検弁護士に代わって上告審から引き継いだものの、あえなく上告棄却で2年6カ月の実刑判決が確定しました」(同)

 毎度毎度、「カミソリ」のキレ味が鋭かったわけではないのだが、ゴーンは弘中弁護士に鞍替え。実は、その理由は、大鶴弁護士が保釈を取れなかったからだけではないようなのである。

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最終更新:3/21(木) 8:00
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