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絶滅寸前だが美しさは絶対的の「国産セダン」。復活希望の"絶版車"ベスト10はコレだ!

3/21(木) 6:20配信

週プレNEWS

国産の新車市場で、非常に存在感が薄いセダン。コレに喝を入れるべく、自動車ジャーナリストの塩見サトシがただちに復活すべき絶版セダン10台をセレクト!

【写真】絶版国産セダン、ベスト2位~10位

■尻下がりセダンと、ハイソカーがツートップ
1位はレパード J.フェリーである。1980年に登場した初代レパードは日産が世に問うたラグジュアリークーペだ。セダンでもスポーツカーでもない大人のクルマとして一世を風靡(ふうび)するはずだった。

だが、ラグジュアリークーペという言葉がようやく世間に浸透しかけた頃、今も名車の誉れ高いトヨタ・ソアラが同じコンセプトで登場、たちまちお客も話題もごっそりかっさらった。

覚えている人はほとんどいないと思うが、初代レパードには4ドア版もあった。ソアラにはない特徴だったが、ほとんど見向きもされなかったため、2代目はしれっと2ドアのみで登場。

捲土重来(けんどじゅうらい)を期した2代目は直線基調の美しいデザインだったが、ソアラはもっとカッコよかった。加えてあちらは贅沢(ぜいたく)な3L直6ターボを搭載。

レパードは6気筒には自然吸気しかなかったため、動力性能でも凌駕(りょうが)される格好に。のちに3Lターボを追加するも、時すでに遅し。2世代続いて惨敗してしまったわけだ。

もう負けられない日産は92年、勝負を避けた(笑)。2ドアクーペから4ドアセダンへと変更し、車名も「レパード J.フェリー」と、ちょっと何を言っているのかわからない感じになった。

でもこれがよかった。ウェッジシェイプが全盛の当時のスタイリングにあって、尻下がりのシルエットは新鮮で、上品なのにセクシーだった。室内には高級なレザーとウッドがふんだんに使われ、スナックにあるようなモケットのソファを並べた応接間しか知らなかった日本人にモダンリビングを教えてくれた。

当時、日本の高級車は最高出力を自主規制値いっぱいの280馬力に引き上げて精いっぱいやっていますアピールをするのが王道だったが、J.フェリーは270馬力。10馬力少ないことで必死感がなくなり、かえって余裕を感じさせた。とにかく新しい価値観に挑戦したセダンで、最近のボルボあたりに通じる爽やかさがあった。

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最終更新:3/21(木) 14:28
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