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絶滅寸前だが美しさは絶対的の「国産セダン」。復活希望の"絶版車"ベスト10はコレだ!

3/21(木) 6:20配信

週プレNEWS

しかし、これが壊滅的に売れなかった! 何人かのインテリ評論家はホメたが、市場はまるで反応しなかった。J.フェリーの象徴だった尻下がりデザインが戦犯とされた。

日産はJ.フェリーと前後して同時期のブルーバードにも尻下がりデザインを採用したが......やはり売れず。2モデル連続で失敗した日産がこれ以降尻下がりデザインを採用することはなかった。

当時の日本人はまだまだ上限いっぱいの280馬力とか尻上がりのデザインといったわかりやすさを求める段階にあったのかもしれない。しかしあれから四半世紀が経過し、日本人の価値観も多様化した。ゴタゴタを乗り越えようとしている日産に必要なのは、新しい価値観とそれを象徴するデザインのはずだ。21世紀のJ.フェリーが見たい!

2位はマークⅡ3兄弟だ。もともとマークⅡはコロナマークⅡという車名だった。コロナの豪華版という位置づけ。84年のモデルチェンジでコロナの名が外れてマークⅡとなったが、84年といえば翌年にプラザ合意を控え、バブル景気の予感がびんびんに感じられた頃だ。





トヨタもその波に乗ってマークⅡ、チェイサー、クレスタと3モデルをラインナップし、販売店ごとに売り分けた。ハイソカーと呼ばれたように、世代を重ねるごとにどんどんハイパワーに、豪華になった。そして売れに売れた。3モデルで2万台以上売れる月もあったほど。

しかし3兄弟が行き着いた先にはトヨタの不可侵の聖域であるクラウンがあった。クラウンを突き上げるほど豪華になった3兄弟の居場所はもはやどこにもなかった。気づけばとっくにバブル景気も崩壊し「ハイソカー」は死語に。

ただ、適度に豪華で適度にパワフルなFRセダンというジャンルは今もなくなっていない。もう一度、メルセデス・ベンツCクラス、BMW3シリーズといったビッグネームにトヨタとして挑戦してもよいのではないか。クラウンがその役割を担っているのかもしれないが、どうあれマークⅡ3兄弟の名をなくしたのは惜しい!

3位はユーノス500。バブル景気に踊るマツダが今でいうプレミアムブランドとして新設した「ユーノス」の一台として販売した4ドアセダンだ。復活希望の理由は、なんといってもあの美しいスタイリングを再び見たいから。

まずフロントグリルはサイズこそ小ぶりだが、縁にクロームをあしらったデザインは上品そのもの。クロームとは「このくらいの量をこういうふうに使うのだ」とトヨタのアルファード/ヴェルファイアに教えたい。

フロントマスクから絶妙な曲線を描いてリアへ伸びるボンネットフードの下には、今では考えられないことだが、1.8Lや2LのV6エンジンが搭載された。当時、小排気量の6気筒エンジンは珍しくなかったのだ。最近のマツダはどれもカッコいいと評されるが、当時のマツダ、とりわけユーノスブランドから出たモデルも決して負けていない。

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最終更新:3/21(木) 14:28
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