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甲高や扁平だと、なぜひざや腰に負担がかかるのか?|「足の形」が原因の膝や腰の痛み

3/22(金) 6:06配信

サライ.jp

取材・文/渡辺陽

原因不明のひざの痛みや腰痛に何年も悩まされていませんか。病院で詳しく調べても膝や腰に問題がなかったとしたら、その痛みやこりの原因は、足の形にあるのかもしれません。日本ではじめて足の診療に特化した「足のクリニック」を開院された、足の専門家・桑原靖先生に話を聞きました。

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■足の骨格が痛みの原因になることがある

――足の形は、親指が人差し指より長い人と短い人がいるように思いますが。

桑原靖先生(以下、桑原) 「パリのルーブル美術館には、ミケランジェロ作のダビデ像など、いろんな足の形をした彫刻があります。ギリシア・ローマ時代の彫刻とエジプト彫刻の足の形を比べた人がいて、その結果、親指より人差し指が長い足をギリシャ型、親指が一番長い足をエジプト型、すべての指がほぼ同じ長さならスクエア型と言うようになったそうです」

――指の長さがひざや腰の痛み、肩こりの原因になるのでしょうか。

桑原 「指の長さは、外見上の違いが分かりやすいのですが、足全体の骨格構造や足の動きがひざや腰、肩などに影響するので、足全体のことを考えないと、痛みの原因は分かりません。骨格全体のバランスが大事なのですが、特に中足骨(ちゅうそっこつ)といって、足のアーチの部分の長い骨の長さと並びが整っていることが重要です。外観だけでは分かりづらく、正確にはレントゲンを撮影して確認しないと判断がつきません。」

――歩いたり、走ったりしている時、足の形は変わるのでしょうか。

桑原 「全身の4分の1の骨が、足首より下に集まっていて、動きに合わせて足裏のアーチがゆるやかにたわみ、衝撃を吸収し、蹴り返して前に進んだり、ジャンプしたりできるんです。たとえば、歩く時は、足の骨格が締まる回外(かいがい)と骨格が緩む回内(かいない)を繰り返します。」

■甲高や扁平だと、なぜひざや腰に負担がかかるのか

――甲高だったり、扁平だったりすると、回外や回内をした時に足に負担がかかるのでしょうか。

桑原 「人は足を引き締めた状態(回外)でかかとを着いて着地し、足裏全体で地面をとらえた後、ほんの少しだけ回内、足がたわんだ状態になります。その時、ひざや股関節にも力がかかってきます。足の骨がたわむ時、骨の立体構造が正常に保てず歪んでしまうと、不要なところに力がかかったり、軸がぶれたりしてしまいます。アーチが甲高や扁平になっていると、大きな負担がかかるので、ひざや腰の痛みの原因になることがあるのです。」

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最終更新:3/23(土) 21:21
サライ.jp

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