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甲高や扁平だと、なぜひざや腰に負担がかかるのか?|「足の形」が原因の膝や腰の痛み

3/22(金) 6:06配信

サライ.jp

――扁平の人の場合、どのような負担がかかるのでしょうか。

桑原 「主に扁平の人のことを『過回内(かかいない)』というのですが、立っている時、上から足に荷重がかかっているだけでも、内向きの力が働き、すねが内向きになろうとします。

すると、膝や股関節に余計な力がかかってしまうのです。股関節が柔らかい人や若い人は、その力を股関節が吸収してくれますが、固くなっていると、下からのねじれの力を股関節が吸収できず、膝が強くねじれるようになってしまいます」

――甲高の人の場合は、どうなるのでしょうか

桑原 「主に甲高の人のことを『(かかいがい)』というのですが、足が固くゴツゴツ歩く感じになります。足で衝撃を吸収することができず、膝や腰に不自然な力がかかり、痛みが出ることがあるのです。甲高の人の場合、靴のアウトソールは、発泡素材の衝撃を吸収しやすいものを選ぶといいでしょう」

■足に合った靴やインソールを選ぶ

――靴やインソールで歩行を補助することはできるのでしょうか。

桑原 「靴がかかとを後ろからギュッとつかんでくれるような、しっかりしたものであれば、かなり手助けをしてくれます。甲の部分でしっかり足を固定することができると、より一層効果が得られます」


桑原靖(くわはら・やすし)
埼玉医科大学卒業、同大学形成外科へ入局、創傷治療学、難治性創傷治療を専攻。外来医長、フットケア担当医師。2013年、日本で足に特化した医療機関がほとんどない時代、その必要性に着目して「足のクリニック表参道」を開業。外反母趾や強剛母趾、足底筋膜炎、モートン病(モートン神経腫)、巻き爪(陥入爪)、たこやうおのめなど足の疾患全般を専門的に診察している。クリニックには、全国から初診患者が年間6000人訪れる。


取材・文/渡辺陽(わたなべ・よう)
大阪芸術大学文芸学科卒業。「難しいことを分かりやすく」伝える医療ライター。医学ジャーナリスト協会会員。小学館サライ.jp、文春オンライン、朝日新聞社telling、Sippo、神戸新聞デイリースポーツなどで執筆。

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最終更新:3/23(土) 21:21
サライ.jp

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