ここから本文です

【海外ボクシング】ウィークエンド・プレビュー ウェルター級最前線に割り込むのはピーターソンかリピネッツか

3/22(金) 16:46配信

ベースボール・マガジン社WEB

 もうひとつ、スーパーライト級10回戦では、不敗のホープ、マキシム・ダダシェフ(ロシア/28歳/12戦12勝10KO)が、原田門戸という名で日本で戦っていたリッキー・シスムンド(フィリピン/32歳/35勝17KO12敗3分)と対戦。ダダシェフは高い技量とハードヒットを併せ持つが、柔軟性がもうひとつ。タフなシスムンドを簡単にコントロールできるようなら、もうひとつ上にステップアップしてもいいのだろう。

◆ダスマリナスのパワーは本物か

 23日、フィリピンのパサイシティでは、マニー・パッキャオがトップに立つMPプロモーションとシンガポール、マレーシアでムーブメントを作ろうとしているリングスターマネージメント、多くのタレントを抱えるフィリピンのジム・クロード・マナンギルが共催するイベントが行われる。

 注目はフィリピン人同士によるメインイベントに出場するマイケル・ダスマリナス(26歳/28勝19KO2敗1分)。はっきり言って、とても粗い選手だが、一発強打の魅力はたっぷり。昨春、シンガポールでカリム・ゲルフィ(フランス)を一撃で沈めたインパクトはかなりのものだった。その後、不敗のガーナ人マーニョ・プランジェと引き分けと不安定だが、今度の一戦はどうか。相手のケニー・デメシーリョ(26歳/14勝8KO4敗2分)は戦績は平凡だし、1年ぶりの試合になるが、ここ8戦のうち6試合は何らかのタイトルマッチというタフなキャリアの持ち主。ダスマリナスにとっては試練の戦いだ。

◆ロシアのきら星

 堅実なマーケットとなりつつあるロシアのプロボクシングに、またひとり注目してほしい選手が現れた。

 23日、エカテリンブルクのカード、売りものはマイナー団体ながらIBOの世界タイトルがかかったスーパーフェザー級12回戦、シャフカゾン・ラヒモフ(タジキスタン/24歳/13戦13勝10KO)対ロフィア・マエヌ(南アフリカ/27歳/18勝12KO7敗2分)、クルーザー級で注目の豪腕アレクセイ・エゴロフ(ロシア/27歳/7戦7勝6KO)対技巧派サウスポー、トーマス・ウーストハウゼン(南アフリカス/30歳/28勝16KO2敗2分)である。

 ウズベキスタン生まれ、ロシア国籍のスーパーバンタム級マハームド・シェホフ(26歳/3戦3勝2KO)も注目だ。プロ転向3戦目で世界ランクにも入ったこともあるカルルイス・ディアス(コロンビア)をわずか2回でTKOに打ち取った。俊敏なサウスポーで右に左、あるいは前後と切れ味よく動き、シャープな左ストレート、右フックと繰り出す。案外早くトップに躍り出てきそうな人材だ。

文◎宮崎正博

ボクシング・マガジン編集部

4/4ページ

最終更新:3/22(金) 16:46
ベースボール・マガジン社WEB

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事