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「両利きのFW」ルカ・ヨビッチ。 東京ヴェルディFW林陵平が教えるストライカーの見方

3/22(金) 18:27配信

footballista

林陵平のマニアック技術論 Vol.2

海外の有名どころからマイナー選手まで幅広く網羅したゴールセレブレーションで話題になった東京ヴェルディの林陵平は、自他ともに認める「JリーガーNo.1の海外サッカーマニア」だ。そんな彼が“今見ておくべき選手”のスキルを徹底解剖。今回はフランクフルトでの長谷部誠のチームメイト、セルビアの新星ルカ・ヨビッチの「シュート」について。

取材・構成 浅野賀一


LUKA JOVIC
ルカ・ヨビッチ(フランクフルト)
1997.12.23(21歳)181cm / 79kg FW SERBIA


 ヨビッチは現在ブンデスリーガの得点ランキング2位につけていて、15ゴールを取っているんですが、右足左足がそれぞれ6点ずつ、頭が3点とバランスがいいんですね。プレースタイル的にも足下はうまいし、裏のスペースも狙えますし、典型的なオールラウンダーです。まだ21歳と若いんですが、この年にしてこの完成度の高さは驚きですね。

■「逆足でループ」の衝撃

 今回は彼の「シュート」を取り上げるわけですが、両足が同じように使えるのが最大の特長です。彼は右利きなんですが、左足のシュートテクニックも素晴らしい。普通、利き足ではない方の足で細かいことはやれないものなんですけど、普通にループを打ったりしますからね。これができるストライカーは世界でも限られてきます。ほとんど両利きと言っても過言ではありません。

 エリア内でも強くて、ぶつかられても体がブレずに安定したシュートを打てます。クロスに対するポジショニングも良くてDFとDFの間、いるべきところに常にいます。横からのボールへの対応にも優れていて、ボレーの面を作るのがうまいし、アクロバティックなゴールも多い。これはセンスだと思います。ヨビッチの場合、さらに左右両足でそれができるのが大きいですね。

 シュートのパンチ力もあります。それで思い出したんですが、エリア外からのミドルシュートの見どころとして、「蹴り足」と「着地する足」に注目してほしいです。普通は右足で蹴る場合、左足が軸足になって蹴った後は右足が宙に浮くイメージですよね。ただ、インステップで強振する場合は、勢いのままに軸足を宙に浮かせてしまってキックした足で着地した方がボールに力が伝わり、強いシュートが打てます。ヨビッチのシュートもそうですし、(J2第3節)東京ヴェルディ対ツエーゲン金沢での僕の先制ゴールも左足で打って左足で着地しているので、ぜひ見てみてください(笑)。

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最終更新:3/22(金) 18:29
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