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『カイジ』『金田一』…スピンオフ作品の勢いが止まらない!

3/22(金) 17:31配信

FRIDAY

今や“一大ジャンル”と呼んでいいほど人気を確立しつつある「スピンオフ」漫画。
「スピンオフ」とは、本編から派生した作品全般のことを指し、映画やドラマ、漫画などでは「外伝」や「番外編」と呼称されることもしばしばある。漫画の場合、本編の作者がそのままスピンオフ作品を手掛けることも多いが、全く別の作者が執筆するケースもあり、その形態は様々だ。

『トネガワ』『ハンチョウ』&『犯人たちの事件簿』試し読み公開中!

また、以前は脇役や敵役が主役になるのが一般的だったが、近年では本編で名前すら出てこないような“モブ”キャラクターにまでスポットライトが当たるなど、本編に捉われない新しい切り口&ジャンルの作品が増えてきている。有名作品のスピンオフ漫画をざっと下記に挙げてみるが、まさに群雄割拠といった具合だ。

●『賭博黙示録カイジ』…『中間管理録トネガワ』、『1日外出録ハンチョウ』
●『金田一少年の事件簿』…『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』
●『名探偵コナン』…『ゼロの日常(ティータイム)』、『犯人の犯沢さん』
●『シティーハンター』…『伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』
●『ジョジョの奇妙な冒険』…『岸辺露伴は動かない』
●『闇金ウシジマくん』…『闇金ウシジマくん外伝 らーめん滑皮さん』
●『マギ』…『マギ シンドバッドの冒険』
●『弱虫ペダル』…『弱虫ペダル SPARE BIKE』
●『3月のライオン』…『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』
●『ドラゴンボール』…『ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件』

中でも今最も熱いのは、言わずと知れた人気作『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ作品である『中間管理録トネガワ』だ。本作は2017年の「このマンガがすごい!」オトコ編1位に輝き、その翌年の2018年には、同じく『カイジ』スピンオフである『1日外出録ハンチョウ』も同賞8位にランクインした。

また、『金田一少年の事件簿』の犯人目線で描いた『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』は、作中で犯人が呟く「やることが…やることが多い…!」という汎用性に溢れた台詞がツイッター上で瞬く間に拡散されるなど、SNS上でその人気が爆発。一世一代のトリックをことごとく金田一少年に看破されてしまう犯人たちの悲哀が、本家『金田一』とそっくりの絵で、しかし勢いのあるギャグ調で展開されるその作風が話題を呼んだ。

同じ推理漫画で忘れてはならないのが、2018年公開の劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』でその人気を不動のものとしたキャラクター・安室透を描く『ゼロの日常(ティータイム)』である。
『名探偵コナン』の大人気キャラクターである安室透は、私立探偵の安室透/公安警察の降谷零/“黒ずくめの組織”のバーボンという3つの顔を持つ“トリプルフェイス”の男。そのミステリアスさや、何をやらせてもパーフェクトなスマートさ、そして因縁の相手である赤井秀一との関係性などが多くのファンを魅了し、メインキャラクターを務めた前述の映画『ゼロの執行人』を91.8億円というメガヒットへと導いた。

映画の興奮冷めやらぬ内に連載開始した『ゼロの日常(ティータイム)』は、シリーズ累計130万部を突破。同じく『コナン』スピンオフである、”黒塗りシルエットの犯人”を主役にした『犯人の犯沢さん』も、シリーズ累計100万部のヒットを飛ばしているという。

「最近のスピンオフ作品の『原作とそっくりの絵・画風で、原作が絶対やらないようなギャグをやる』という路線は、『北斗の拳 イチゴ味』の影響がやっぱり大きいと思います。あの作品を最初見た時、『ここまでやっていいんだ』とビックリしたんですが、それが話題になって、ファンや読者に受け入れられて、アニメ化するほどの人気作になったというのは相当(影響が)大きかったと思います」(『トネガワ』『ハンチョウ』担当編集・村松充裕氏)

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最終更新:4/8(月) 11:27
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