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大音量から耳を守れ ライブ専用の「耳栓」が広がる

3/23(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

生の歌や演奏を聴くライブの場で、あえて「耳栓」を装着して楽しむ流れが徐々に広がっている。大音量によって、耳がダメージを受けるのを防ぐためだ。背景には親子でのライブ参加が増えたことなどがある。アーティストグッズとして販売されるケースも増えている。

サカナクションは2018年10月から開催中の全国ツアーで、観客に「ライブ専用イヤープラグ」の貸し出しを実施している。この耳栓はアーティスト用のイヤーモニター(以下、イヤモニ)などを製作する「FitEar」が、音楽と聴覚保護の両立をめざす活動「SAFE LISTENING」の一環として提供。音楽のバランスを損なうことなく、15デシベル(dB)ほどボリュームを下げることができるライブ専用の耳栓だ。


「メンバーがFitEarのイヤモニを作った際、このライブ専用イヤープラグの存在を知ったことがきっかけ。来場者の聴覚保護につながることから導入に至りました」(サカナクションが所属するヒップランドミュージックコーポレーションの熊木勇人氏)

使用した来場者には「装着していてもちゃんと音楽を楽しめたと好評だった」(熊木氏)とのこと。今ツアーでは1公演あたり平均20人ほどの貸し出しがあるそうだ。なお、FitEarのイヤープラグは「LOUD PARK」や「SUMMER SONIC」といったロックフェスでの販売実績もある。

聴覚保護の動きが広がるのは、親子でのライブ参加が増えたことが1つの要因だ。18年7月にはASIAN KUNG‐FU GENERATIONの後藤正文が自身のブログで、最近はライブ会場で子どもの姿を見る機会が増えたこととともに、聴覚保護を呼びかけた。同時に、耳をカバーするヘッドフォン型のイヤーマフの着用を、入場時の確認事項に盛り込むことなどをアナウンスしている。また、ライブで親子限定の「ファミリー席」を設けることの多い倖田來未やももいろクローバーZなどの公演でも、数年前からイヤーマフの貸し出しを無料で行っている。

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最終更新:3/23(土) 12:15
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