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星稜・林和成監督「松井世代に続く第3期黄金時代をつくる」

3/23(土) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 いよいよ開幕する春の選抜高校野球。大会初日の第3試合で履正社と対決する星稜高校には甲子園の歴史を彩ってきた伝説の試合がある。箕島との延長18回や松井秀喜氏の5打席連続敬遠…。しかし、春夏合わせて31回出場を誇る名門校は、まだ一度も全国の頂点に立ったことがない。高校大学球児向けフリーマガジン「サムライベースボール」の発行人である古内義明氏が、名将・山下智茂監督(星稜高校野球部名誉監督)から2011年にバトンを受け継いだ林和成監督に、ドラフト1位候補の奥川投手、先輩・松井秀喜、そして全国制覇への決意について訊いた。

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 昨年、北陸地方を襲った大雪が嘘のようだった。「この時期に、こんなに良いグランド状態は珍しいですよ」。名将・山下智茂の息子で、部長の山下智将はトラクターを巧みに操って、黒土が敷かれたグランドを丁寧に整備していた。ほどなくして姿を現した林監督は、高1の夏の甲子園ベスト4、翌2年の夏は松井秀喜氏と三遊間を組んだ。日大を卒業後、1998年よりコーチ、部長、監督を歴任し、星稜の伝統を守り続けいている。

──3季連続甲子園出場は、林イズムが確実に浸透してきた証ですか?

林監督「強豪の星稜中学校からの進学してくる生徒と、高校から入学してくる生徒の2通りの強化の仕方がありますが、その流れがうまくいっていると思います。新チーム発足から数か月でチームを作り上げていくのは大変難しいことです。私自身も秋に新チーム発足してから勝てないことが続いていました。夏の甲子園に、5人の1、2年生が出場している年があり、周囲からも、「秋の大会は間違いなく優勝狙えるね」と言われていましたが、北信越大会の初戦で敗退してしまったことがあります。その時の反省が今に生きていると思います」

──その秋季大会で、勝てるようになった要因はどこにあるのでしょうか。

林監督「夏の完成したチームのイメージが残っていて、細かい点を含めて出来ないことに対して、叱ることが多かったです。夏の完成したチームのイメージで指導していたので、当然私の要求の質も高くなりますが、生徒たちはそれが理解できず、生徒と私の距離感がうまくかみ合わなかったことがありました。そこで、荒山善宣コーチ(同校OB)から、『少し目線を下げてみてはどうだ?』とアドバイスされ、いきなり完璧を目指すのではなく、伸ばせるところをまず伸ばしていこうと考えるようになりました。叱る回数、細かい点についてもあまり言わないようにして、飲み込むところはぐっと飲み込むようになりました。どんどん成功体験を植え付けるイメージで接するようにすると、新チームが秋の大会でグンと成長していく姿を見たように思います」

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