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“黒幕=警察”に偏る刑事ドラマ、それでも視聴者が喜ぶ理由

3/23(土) 7:00配信

NEWS ポストセブン

連続ドラマの中でも人気ジャンルの1つである刑事ドラマ。最近、ストーリーの結末にある傾向が顕著だという。テレビ解説者の木村隆志さんがその背景に迫る。

【写真】『メゾン・ド・ポリス』出演、西島秀俊のスーパーでの買物姿

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 冬ドラマの大半が最終回を迎え、ネット上には、おおむね「感動した」「続編が見たい」などの好意的なコメントが飛び交っています。

 しかし、一方で目立っていたのは、「また黒幕は警察かよ」「あまりに安易すぎるんじゃない?」という声。これらは刑事ドラマに寄せられたものであり、もちろん「見応えがあった」という声もありましたが、賛否両論なのは間違いありません。

『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)の黒幕は、警視庁から天下りした野間(佐野史郎)であり、捜査一課管理官の間宮(今井朋彦)が情報を流すという不正を働かせていました。

『トレース ~科捜研の男~』(フジテレビ)の黒幕は、元警視総監の息子で、現在は刑事部長の壇(千原ジュニア)。主人公・真野(錦戸亮)の家族を追い詰め、殺す指示をしていました。

『記憶捜査~新宿東署事件ファイル~』(テレビ東京系)の黒幕は、8000件超の犯罪を隠蔽した捜査一課長の十河(宅麻伸)と新宿東署の烏丸署長(勝野洋)。自らの保身に走った結果、多くの犠牲者を出してしまいました。

『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)の黒幕も、留置場の担当官・草場(今野浩喜)でした。留置場は警察の管轄であり、担当官も警察官の一人です。

 なぜ「刑事ドラマの黒幕は警察」という結末に偏っているのでしょうか。

◆オーソドックスを好む刑事ドラマ好き

 最大の理由は、警察が「最も犯罪に手を染めてはいけない職業」であり、「主人公の刑事たちにとって最も苦戦する巨大権力」だから。

 刑事ドラマは基本的に一話完結型で、毎週さまざまな犯人の姿を描いていくため、最終回の黒幕はそれまで以上のインパクトがある人物が必要。警察組織トップの警視総監や、その他の幹部、あるいは現場トップの捜査一課長など、強大な権力を持つ人が黒幕になるケースが多いのはそのためなのです。

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