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地域を味わう〈ザ・レール・キッチン・チクゴ〉が福岡で運行開始!

3/23(土) 12:00配信

Casa BRUTUS.com

福岡県南部に位置する筑後地方。有明海に面した肥沃な筑紫平野によって農業漁業がともに盛んで、ものづくりにも恵まれた自然豊かな地だ。福岡から大牟田をゆっくりと移動する地域を味わう旅列車〈ザ・レール・キッチン・チクゴ〉は、この地の食と工芸を詰め込み、乗客を旅に誘う。

白い車体に赤いラインが描かれた可愛らしい車両が西日本鉄道(以下、西鉄)の大牟田駅に入線すると、見慣れぬ列車の登場に、ホームにいた人々が驚きの声をあげた。この列車が、3月23日から運行を開始した地域を味わう旅列車〈THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ・レール・キッチン・チクゴ)〉だ。西鉄天神大牟田線の西鉄福岡(天神)駅と大牟田駅を結ぶ特別な列車は、食事と車窓の風景を楽しみながら福岡県の南北をゆっくりと縦断する。

ゆったりとしたダイニング席が設けられた3両編成の車両は定員52人。金・土・日曜と祝日のみ運行し、西鉄福岡(天神)~大牟田間で運転される特急列車の2倍を超える2時間半をかけて移動する。まずは西鉄福岡(天神)発のランチを提供する列車と、大牟田発のディナーを提供する列車の1日2便が運行され、6月1日からは西鉄福岡(天神)~太宰府間でブランチを提供する列車の運転も始まる予定だ。

食と風景を楽しむ列車は、その内外にさまざまなクリエイターが参加。地元の工芸品とともに地域の魅力を引き立てる。全体のプロデュースは飲食や宿泊施設のプロデュースなどで活躍する〈トランジットジェネラルオフィス〉によるものだ。緑豊かな筑後の風景に一際映える外装、そしてロゴを担当したのはグラフィックデザイナーの福岡南央子。キリンが販売する飲料〈世界のKitchenから〉のパッケージなどで活躍する福岡は、キッチンクロスをイメージして外装をデザインしたといい、食への期待と清潔感を表現した。

一方、誰かの家に招かれたかのように落ち着く車両のインテリアデザインは〈ランドスケーププロダクツ〉が担当した。椅子やテーブルは家具の町として知られる大川市で制作し、天井には八女の竹を使用した竹編み生地、壁面には久留米市で作られる城島瓦を矢絣状に貼っている。また壁の一部には、福岡に拠点をもつアーティスト、鹿児島睦が筑後川をモチーフとした図案を制作。こちらをブリキパネルにして設置した。内装の床に使用したテラゾーは、列車の敷石を散りばめて研いたオリジナルのもの。窓の向こうに広がる風景はもちろん、インテリアでも沿線の文化や魅力を感じながら、旅を楽しむことができる。

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最終更新:4/15(月) 11:35
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