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メルセデスAMG F1(2019年仕様)のステアリングホイールの秘密をキャッチ!

3/23(土) 7:00配信

Webモーターマガジン

航空機の技術が応用されている

2019年F1開幕戦オーストラリアGPを快勝したメルセデスAMG。そのマシンのステアリングホイールの写真を入手した。最新仕様のシステムはどうなっているのだろうか。

2019年、メルセデスの新しい提案は衝撃的なものになる!

メルセデスAMG F1の最新仕様「W10 EQ POWER+」のステアリングホイールには数多くのロータリースイッチ、ボタンスイッチ、ダイヤル、シフトパドル、クラッチパドルが備わっている。

最新のF1マシンの機構は極めて複雑で、ドライバーは速く走るために、運転しながら前後のブレーキバランスを調節したり、エンジンブレーキの量を変更したり、エンジン性能とMGU-K、MGU-Hのエネルギー回収量を調整したり、DRSを作動させたり、さまざまなことを行わなければならず、そのためのスイッチが所狭しと並んでいるのがわかる。これらはピットから指示があって行うものも多いが、自ら判断しなければならないこともある。

フルスピードで走っている時にこれらを的確に行うのは簡単なことではなく、できるだけミスなく行えるように設計されているが、激しい振動にさらされているコクピットで行うとなると、間違えることもあることだろう。グローブを着用した手で小さなスイッチを操作するのは至難の技だ。


そこでメルセデスAMGでは航空機でも使われている技術を応用。ロータリースイッチやボタンには特有の触感やクリック感が与えられ、直感的にどのスイッチかわかるようにしている。また、万が一、間違えた場合でも問題が起こらないようにシステムが組まれていたり、すぐにピットから指示できるような体制をとっている。

ステアリングホイールの材質には、カーボンファイバー、グラスファイバー、シリコン、チタンなどが使われているが、1シーズンに3~4回アップデートされ最新のものに変更されていくという。もちろん、ドライバーによって、グリップの形状や太さ、リムの凹凸、スイッチ類の配置などはアレンジされている。

ちなみにF1開幕戦オーストラリアGPが行われたアルバートパーク・サーキットでは、ラップごとに約50回シフトパドルの操作が行われたが、センターディスプレイ上部に配された15個のシフトインジケーターLEDがドライバーにシフトタイミングを的確に伝ええていた。

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