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自分のキャリアに悩む就活生は、イチロー選手の引退会見に学べ。 (後藤和也 大学教員/キャリアコンサルタント)

3/23(土) 6:34配信

シェアーズカフェ・オンライン

数々の記録を打ち立ててきたイチロー選手が現役引退を表明し、記者会見を行った。

筆者は熱心な野球ファンという訳ではないが、シビアに実力が問われるメジャーリーグで活躍を続けるイチロー選手には幾度となく励まされた。

イチロー選手の引退記者会見の内容は、大学でキャリア教育を行う筆者の立場から見ると大変示唆的で、まさに自身のキャリアについて悩んでいる就活生にとっても参考となる内容だ。

■人生をかけるほど好きなものは何か?
第1に注目したいのが「子供たちへのメッセージ」に対するコメントだ。

『自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つけられれば、それに向かってエネルギーを注げるので。そういうものを早く見つけてほしいなと思います。それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていける。向かうことができると思うんですね。それが見つけられないと壁が出てくると諦めてしまうということがあると思うので。色んなことにトライして、自分に向くか向かないかというより自分が好きなものを見つけてほしいなと思います
【MLB】“イチロー節”全開、85分間の引退会見 一問一答ノーカット「孤独感は全くない」 Full Count 2019/03/22』

ここで注目したいのは自分に向いている・向いていないではなく「自分が夢中になれるものを見つけるのが大事」ということだ。

これは「好きなことを仕事にしよう」という表面的な話ではない。「人生をかけるほど価値があるものを見つけ出す」という話だ。人生をかける価値があるからこそ、どん底の時でも乗り越えることができる。イチロー選手は未来ある子供たちにそんな風に呼びかけたのではないか。

学生の就活も「自分に向いている仕事」「自分が活躍できそうな会社」といった視点に陥りがちだ。例えば就職先をどのように決定すればよいのか悩んでいる就活生は「自分が人生で成し遂げたい仕事」は何か、という大きな視点も含めて考えてみてはどうだろうか。

■不遇の時期をどう捉えるか?
第2に注目したいのが「今思い返して最も印象に残っているシーン」に対するコメントだ。

『10年200本続けてきたこととか、MVPをオールスターで獲ったとかは本当に小さなことに過ぎないというふうに思います。
~中略~
今まで残してきた記録はいずれ誰かが抜いていくと思うんですけど、去年5月からシーズン最後の日まで、あの日々はひょっとしたら誰にもできないことかもしれないというような、ささやかな誇りを生んだ日々だったんですね。
※前掲記事』

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