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アイコンタクトを大切に|相手の目を見て話すのは礼儀です【世界が変わる異文化理解レッスン】

3/23(土) 11:02配信

サライ.jp

文/晏生莉衣


グローバル化時代、日本人が外国人と交流する機会は増えています。この教養シリーズでは、異文化理解について楽しみながら学ぶためのトピックスを紹介していきます。国際人としての常識を身につけて、あなたの世界を広げましょう。

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「他人と話すときに目を合わせないことが多い」―― そんな質問項目があったら、「はい」と答える日本人はけっこういるのではないでしょうか。以前の日本では、目上の人とは視線を合わせないのがマナーだとされることもありましたから、人とは視線を合わさないのが習慣になっていて、相手の目をしっかり見て話すのが苦手な人もいるでしょう。

しかし、日本社会のグローバル化が進むとともに、相手の目を見て話すのが基本の外国のマナーが日本でもスタンダードになってきて、現在では、逆に、相手の目はきちんと見て話すことがマナーだと教えられるようになってきています。

もちろん、TPOにもよります。例えばスーパーマーケットやコンビニで、レジの店員さんと視線を合わせないままで会計をすませることはよくあるでしょう。そういうことは外国でも往々にしてあります。アメリカでは、日本のような接客教育がされていないことがあるために、店員のほうの態度がだらけていて、お客さんを見ることなしに応対することが珍しくありません。そんな場合はアイコンタクトの取りようがないのです。一方、知らない人をあまりに無遠慮にジロジロと見ていると、無礼に思われたり、因縁をつけていると思われてトラブルになったりする可能性があるのは外国でも同じです。

いずれにしても、一般的に日本人は外国人と比べてアイコンタクトを取るのに消極的です。ですから、外国人と話す時には意識してアイコンタクトを取るように心がけましょう。

かなり以前のことですが、マンハッタンのサブウェイ(地下鉄)の車内で、通路の向かい側から「ミス!ミス!」と、突然、大きな声で呼びかけられたことがありました。(若い女性に声をかける際、アメリカでは“Miss(ミス)!”と呼びかけます。日本で言う「奥さん!」的な呼びかけは“Mam(マム)!”です。)声の主は私と同年代くらいのラフな服装をしたヒスパニック女性で、彼女は私の目をまっすぐに見て“I’m sorry!”と謝ってきたのです。乗り降りの人混みに紛れて私の足を踏んだらしく、そのことを謝りたかったようでした。それでわざわざ「ミス!ミス!」と、私が気づいて彼女を見るまで連呼していたのです。私は足を踏まれたことなどまったく気にしていなかったので、そんなふうにきちんと謝られて逆に恐縮してしまいましたが、“That’s OK. No problem!”と、こちらも相手の目をみて笑顔で言葉を返しました。そして、この一件は、コミュニケーションを大切にするアメリカ人らしい出来事として、その後もずっと、印象深く私の記憶に残ることになりました。

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最終更新:3/23(土) 11:02
サライ.jp

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