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二階氏「安倍4選ありうる」発言にざわめく自民

3/23(土) 5:10配信

東洋経済オンライン

 平年より早い桜の開花が列島をにぎわす中、安倍晋三首相の自民党総裁4選論に永田町がざわめいている。

 首相は昨年9月に総裁3選を果たしたばかりだけに、党内から「いくら何でも早すぎる(自民幹部)との声が相次ぐ。最新の世論調査では4選反対が過半数だけに、首相も「正真正銘、3期で最後」と火消しに追われている。しかし、「解散発言と同じで、額面どおりには受け取れない」(閣僚経験者)。参院選後に想定される党・内閣人事や、「ポスト安倍」レースの混迷も絡んで、自民党内の思惑も錯綜しているのが実態だ。

■ポスト安倍3氏は相次ぎ批判

 自民党内の首相支持勢力の間でくすぶっていた安倍4選論を一気に浮上させたのは党ナンバー2の二階俊博幹事長。3月12日の記者会見で首相の総裁4選について「今の活躍からすれば十分ありうる」と明言。長期政権の弊害についても「余人をもって代え難いときには何ら問題はない」と力説した。

 4選論については2月の党大会後に二階氏自身がそれとなく触れたほか、首相側近の加藤勝信総務会長も4選に言及していただけに、すぐさま党内に大きな波紋を広げた。

 ポスト安倍の有力候補として「反安倍」の姿勢を強める石破茂元幹事長は、インターネット番組で「有権者が『そうだそうだ』と言うかは選挙をやってみないとわからない」と困惑を隠さず、同氏周辺は「まともに取り合ったら日本の政治がダメになる」と反発した。

 岸田文雄政調会長も「明らかなのは、党則は3期までということだ」と不快感をあらわにし、野田聖子衆院予算委員長は「(二階氏の発言は)この時期には適当ではない。国民を置き去りにして首相を勝手に決めるようなイメージもある」と批判した。

 また、昨年の総裁選で石破氏支持に回った吉田博美参院幹事長(竹下派)は「まだ(3選が)決まったばかりだ」と二階氏発言のタイミングに疑問を呈した。さらに野党側でも共産党の小池晃書記局長が「(首相の4選は)悪夢だ。よほど自民党には人材がいないのか」とあきれてみせた。

 報道各社は世論調査で安倍4選の是非を質問項目に加えた。朝日新聞では賛成27%、反対56%、産経新聞・FNN合同調査で賛成31.1%、反対59.3%と、「過半数が4選反対」という結果となった。ただ、朝日調査の支持政党別内訳では、自民支持層は賛成46%、反対39%で、無党派層の賛成17%、反対62%と支持層によって賛否が大きく分かれた。

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