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フランクフルトが驚異の13戦無敗!チームの大黒柱は“皇帝”長谷部誠。

3/23(土) 17:01配信

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 ウチの大家さんが、遂に長谷部誠のことを認識しました! 

 僕が暮らすフランクフルトのアパートメントの大家さんは妙齢の女性で、サッカーにはまるで関心なし。娘さんはかろうじて「バンヤン(バイエルンの愛称)なら知っている」のですが、大家さんは「あなたは、なんで平日にいつも家にいるの? フッスバルは毎日試合しないの?」と聞く始末で、地元の由緒正しきクラブ、フランクフルトの存在すらも知らなかったほどでした。

【写真】カイザー長谷部のロン毛時代。

 そんな大家さんが先日、僕にこんなことを言うではありませんか。

 「観たわよ、テレビで。ヤパーナー(日本人)がボールを蹴っているのを。あの子、なかなかカッコいいじゃないの」

 おお、なんたる進歩! その選手の名前は、マコト・ハセベと言います。

 「マコート。発音しやすいわねぇ。あなたの名前よりもよっぽど良いわ」

 ……。

人気も上昇、チームも好調。

 いやぁ、それにしても、あの大家さんですら認識してしまう、フランクフルトと長谷部の知名度の高さ。フランクフルトは以前からドイツで屈指の人気チームとして名を馳せていますが、昨季バイエルンを破ってDFBポカールを30年ぶりに制したのを境に、その盛り上がりが急速に高まっているのを感じます。

 今季のフランクフルトは序盤戦こそ躓いたものの、その後は順調にリーグ戦で勝ち星を積み上げたうえ、ELでもグループステージ6戦無敗で決勝トーナメント進出の大躍進ぶり。その勢いはウィンターブレイクを挟んでの後半戦でも衰えず、なんと年明けからは公式戦13戦無敗(7勝6分)。リーグは来季CL出場圏内の4位と勝ち点1差、ELではセリエAのインテルに競り勝ってベスト8進出と、風雲昇り龍の勢いを保っています。

選択肢が増えた選手補強。

 フランクフルトはウィンターブレイク中の移籍市場でも効果的な補強に成功しました。

 まずは、守備の安定のためアウクスブルクのオーストリア代表DFマルティン・ヒンターエッガーをレンタルで獲得。彼はストッパーとリベロをマルチにこなせる選手で、これによってキャプテンのダビド・アブラアムがベンチに、長谷部もリベロ以外にボランチでもプレーできる選択肢が増えました。

 複数の怪我人に悩まされていたボランチでは、ドルトムントのゼバスティアン・ローデをレンタル移籍で獲得。彼は広大な中盤スペースを十全にカバーできる汗かきタイプで、強力な攻撃陣を下支えできる欠かせない戦力となりました。

 ヒンターエッガーとローデの2人が加入したことで、フランクフルトのチームベースは確実にアップしました。ここで今一度、現在のフランクフルトの主力メンバーを列挙してみましょう。

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最終更新:3/23(土) 21:41
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