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偉大な父に劣等感…『まんぷく』の源ちゃんは、朝ドラ終盤の重要キャラ

3/23(土) 8:50配信

女子SPA!

 NHK連続テレビ小説『まんぷく』では、まんぷくラーメンの発明後、時を経て、新たな画期的商品・カップヌードルを萬平(長谷川博己)が考案。開発が順調に進んでいます。

 そして、とうとう3月18日放送分では、萬平&福子(安藤サクラ)の長男・源ちゃん(西村元貴)が着目した「フリーズドライ製法」により、スクランブルエッグを具にする案が採用されました。視聴者も皆、ホッと胸をなでおろしたことでしょう。

息子・源ちゃんの葛藤は、朝ドラ終盤のセオリー

 そもそも幼い頃の源ちゃんといえば、好奇心旺盛で、虫嫌いの鈴さん(福子の母、松坂慶子)を驚かせるため、黒豆と楊枝でムカデを作ったりするようなイタズラっ子でした。ビックリさせて大喜びする顔つきは、萬平さんが何か思いついた時の表情にソックリでした。

 にもかかわらず、大人になってからは意欲が薄く、まんぷく食品に入社して開発チームに入ってからも焦りを見せるばかりで、幼い頃のエネルギーや発想力はどこに行ったのかと思っていた人も少なくないはず。

 でも、大人になるにつれ、父親の凄さがわかってくることによって、劣等感が生まれ、伸び伸び感を失っていくのは、現実世界の“二世”にもよくあることでしょう。

 一代記や半生を描く朝ドラにおいては、「子」や「弟子」の葛藤というのは、終盤の定番要素の一つになっています。

『あさが来た』の長女、『わろてんか』の長男も

 例えば、『あさが来た』。お転婆で学問に強い関心があり、商才に長けていたあさ(波瑠)と、その長女・千代(小芝風花)は、幼少時は瓜二つで、どちらも鈴木梨央が演じていました。しかし、千代は母とは性格が大きく異なり、おとなしくしとやかで、成績は良いものの、学問への関心が薄く、女学校に進学したものの、卒業後は花嫁修業をします。憧れを抱いたのは、母ではなく、その優しい姉・はつ(宮﨑あおい)のほうでした。

 一方、あさに心酔し、学問の道の後継者となっていくのは、娘・千代ではなく、その女学生時代の学友(吉岡里帆)でした。

 また、『わろてんか』の長男(成田凌)の場合、先見の明はあるものの、騙されやすい性質が父(松坂桃李)ゆずりでした。そのために、詐欺被害に遭って、母にフォローされたり、道ならぬ恋に走って母に勘当され、駆け落ちしたり。しかし、最終的には断絶していた母から、実は父と結ばれたのも駆け落ちだったことを聞かされ、和解を果たします。「偉大な母」を近くに感じることのできる瞬間でした。

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最終更新:3/23(土) 8:50
女子SPA!

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