ここから本文です

オキュラスの新しいVRヘッドセットは、順当な仕上がりだが革新的ではない

3/24(日) 12:12配信

WIRED.jp

いまから約3年前、仮想現実(VR)の新しい時代が幕を開けた。2016年3月28日、オキュラス(Oculus)がVRヘッドセット「Rift」を発売したのだ。

VRでも、人と人との「つながり」がすべてになる

この製品のプロトタイプが初めて公開されたのは2012年のことだった。それから4年、市場にはすでにサムスンの「Gear VR」から段ボール製の「Google Cardboard」まで、さまざまなヘッドセットが出回っていた。それでも、Riftはいまでは当たり前となったVRの標準を確立した記念すべき製品なのだ。

ただ、プロダクトしての完成度がそこまで高くなかったことも事実だ。発売時点の価格は599ドル(約6万6,000円)と高価だったし、動かすには高性能のパソコンにつながなければならなかった(つまり、さらにパソコンの購入費が必要になる)。ハンドコントローラーもなく(「Oculus Touch」が売り出されたのは、あとになってからだ)、位置トラッキングのために外部センサーを必要とした。

あれから3年。ユーザーたちはずっと、こうした問題が解決されるのはいつのことになるだろうと考えていたのだ。今回、後継モデルが発表されたことで、ついにその答えが明らかになった(はずだ)。

製品名に「S」が付いた理由

今春に市場投入される「Rift S」は、現行モデルから半歩くらいしか前進していないように見える。テック業界では、全面刷新ではなくマイナーアップデートのみのモデルを「S」と呼ぶのは常套手段であることを思えば、Rift Sという製品名からも、大きな進化は期待できないことはわかっていたのかもしれない。

ただ、もちろん2019年の(仮想)現実に合わせて、さまざまな改良も施されている。

399ドル(約4万4,000円)の新モデルは、現行モデルと同様にPC接続型だ。これは主にゲームでの利用を想定したハイエンド製品であることを意味する。

なお、Oculusはやはり今春にスタンドアローン(一体)型の「Quest」を399ドルで発売する予定で、こちらは物理的な接続を必要としない代わりに性能はRift Sに劣り、対応しているゲームのタイトル数も少ない。

1/3ページ

最終更新:3/24(日) 12:12
WIRED.jp

記事提供社からのご案内(外部サイト)

『WIRED Vol.33』

コンデナスト・ジャパン

2019年6月13日発売

1,200円(税込み)

『WIRED』日本版VOL.33「MIRROR WORLD - #デジタルツインへようこそ」来るべき第三のグローバルプラットフォームを総力特集

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事