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「A判定でも落ちる…」今年も私大入試の難化が止まらなかったワケ

3/24(日) 11:00配信

現代ビジネス

 2019年の大学入試の結果がほぼ出揃った。ここ数年、私立大学の難化が指摘されているが、「今年もさらに難化した」との声が教育関係者から上がっている。

 難化の背景には、文部科学省が進める「入学定員管理の厳格化」がある。大学が定員を大幅に超過して入学させた場合は「私立大学等経常費補助金」を交付しないとして、この超過率の基準を2016年から段階的に引き下げてきた。

 ただ、2019年は前年と同じ基準だったため、今年は難化に歯止めがかかるのではと期待されていた。しかし、結果的には受験生にとっては厳しい状況が生まれたという。その原因を取材した。

「A判定」でも受からない

 大学入試がほぼ終わりを迎えた3月中旬、東京の某中堅私立高校からは、こんな声が聞こえてきた。

 「今年は志望校に受からないばかりか、大手予備校の模試でA判定が出ていた大学にも全く受からないケースが続出しました。私立大学の文系学部の難化はこれまで経験したことがないほどで、大変なショックを受けています。難関大学に限らず、全体的に私立大学が難化しているのではないでしょうか」

 入学定員管理の厳格化も一段落し、今年は去年ほどの難化は見られないのでは、とこの学校は考えていた。補助金が不交付となる超過率の基準は去年と同じ「大規模大学は定員の1.1倍、収容定員が4000人から8000人の中規模大学は1.2倍」。各大学は毎年合格者を減らしてきたが、今年は昨年並みの水準だろうと予想していた。

 実際、早稲田大と慶応義塾大の合格者はほぼ昨年並みで、上智大は合格者数を増やした。志願者数は3大学とも減少している。受験生が難関校の受験自体を避ける傾向にあったようだ。

 「MARCH」と呼ばれる明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大でも、法政大以外は合格者数を昨年よりも増やした。志願者は2学部を新設した中央大以外は減少。こうした傾向だけをみれば、昨年より入りやすくなったと思うかもしれない。

 にもかかわらず、受験生や関係者が、今年の私立大学の文系学部は全般的に難化したと感じる原因はどこにあるのか。

 大学入試に関する調査・研究や情報提供を行なっている大学通信の安田賢治常務は、「受験生の安全志向がさらに強まったため」と指摘する。

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最終更新:3/25(月) 0:30
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