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相続の悲劇…会ったことのない甥・姪から突然届いた驚愕の「請求書」

3/24(日) 10:01配信

現代ビジネス

「何十年も音信不通」の家族がトラブルのもとに…

 私は相続対策のご提案とサポートをする夢相続を運営しており、いままでに1万4000人以上の相続相談を受けて、アドバイスやサポートをしてきました。相続は個々に事情が違うため、相続相談としてお会いして状況をお話頂くところからスタートします。

 ご相談頂く方のなかには、家族が疎遠になっているご家庭も少なくありません。何十年も音信不通という方もありますが、それが相続になって新たなトラブルを生むことがあります。今回は50代の女性、Tさんの事例を紹介しましょう。

消えた兄

 Tさん(50代・女性)の父親は、化学関係の会社を経営していました。

 父親が特殊な技術を生かして創業した会社で、取引先にも恵まれて業績は安定していたといいます。

 Tさんには3歳上の兄がいます。当然ながら両親は兄を後継者として期待し、そうした育て方をしてきました。けれどもそうした期待に耐えかねたのか、兄は父親の会社に入ることを拒み、実家を離れて別の土地で仕事をするようになりました。

 それだけならまだよかったのですが、兄が借りて返済できなくなったサラ金からの取り立てが両親のもとにくるようになりました。仕方ないと一度は父親が建て替えて返済したのですが、懲りずにまた、同様の取り立てが来たことで父親が激怒して、返済する代わりに「もう帰ってくるな、勘当する」という言葉を突き付けたのです。

 その後、兄はほんとうに家に戻ってくることがなく、30年以上の年月が経ちました。

 Tさんは、20代で結婚して、実家の近くに住んでいます。孫もふたりできましたので、両親は寂しい思いをすることはなかったようだといいます。

 父親の会社は、兄が継いでくれるのが本来だったのでしょうが、それがかなわなかったため、父親は甥を入社させて後継者にしました。その後、70歳で甥に社長を譲り、退職金をもらってリタイヤしたのです。

 母親も会社の経理を担当していましたので、夫婦で収入があり、母親の預金は1億円、父親は自宅とアパート、預金が2億円あり、経済的な不安はありませんでした。
母親は75歳で病気が見つかるとほんの数か月で亡くなってしまいました。財産は預金だけで、父親に相続させるという公正証書遺言があり、そのようにしています。

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最終更新:3/24(日) 10:01
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