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卓球「Tリーグ」初年度から見えた期待と課題

3/24(日) 8:37配信

東洋経済オンライン

 「最高に気持ちいいです。Tリーグが開幕した時の興奮を忘れられなかったので、この両国国技館でもう一度試合ができる嬉しさはありました。もう感無量です」

 昨年10月に開幕した新リーグである、卓球ノジマTリーグ2018-2019シーズンのプレーオフ・ファイナルが3月17日、東京・両国国技館で行われた。男子はレギュラーシーズン1位の木下マイスター東京が、同2位の岡山リベッツを3―1で破り、初代王者の栄冠をつかんだ。チームを牽引し、年間MVPにも輝いた水谷隼は、試合後のヒーローインタビューで笑顔をみせた。

 女子は同2位の日本生命レッドエルフが同1位の木下アビエル神奈川にビクトリーマッチ(1ゲームマッチの延長戦)の末、3―2で勝ち、初代女王に。早田ひながビクトリーマッチを含め2勝し、シングルス13勝無敗で年間MVPを受賞した。

■ダブルスは“最強ペア”に軍配も

 男子の試合開始2時間前には、会場外に卓球ファンによる行列ができていた。

 試合前にはCHEMISTRYの堂珍嘉邦がサプライズ登場。迫力あるライブパフォーマンスを披露するなど開幕時にはなかったエンターテインメント要素も数多く盛り込まれていた。

 初戦のダブルスは、木下は水谷隼&大島祐哉ペア、岡山は上田仁&森薗政崇ペアが登場。両チームとも勝率の高い“エースペア”を起用する形となった。

 岡山の白神宏佑監督が試合前に「うちはダブルスに重点を置いているチーム。シングルスで3勝するのは厳しいので、ダブルスで勝ってシングルスでなんとか1勝し、ビクトリーマッチに持ち込めるような構成で臨む」と話していたように、岡山にとってダブルスは勝敗の行方を大きく左右する。

 なぜなら、個々の戦力で勝る木下は岡山に対して4勝3敗と勝ち越しているものの、ダブルスでは全敗。特に上田と森薗が組んだ試合はシーズン通して勝率が8割を超え、Tリーグでのシーズン最高成績を収めているほど圧倒的な強さを誇っているからだ。

 そういった意味でも大事な初戦を最強ペアを擁した岡山が勝利を勝ち取った。

 第2マッチのシングルスは、木下は元中国代表の侯英超(ホウ・エイチョウ)、岡山からは4月の世界卓球代表に初選出された吉村和弘が登場。

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