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健康寿命を伸ばす「ニート(NEAT)生活」始めてみませんか?|医師がすすめる日常生活でできるエネルギー消費のススメ

3/25(月) 6:03配信

サライ.jp

文/中村康宏

寝たきり予防、生活習慣病予防のカギを握るのが「NEAT(ニート)」だということをご存知でしょうか? 「NEAT」と聞くと就学・ 就労・職業訓練のいずれも行っていないことを意味する用語で「何もしない人」をイメージしてしまい、むしろニートが寝たきりや生活習慣病を招くのではないかと思う人も多いでしょう。

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しかし、ここでいうNEATは意味が違います! NEAT(Non-Exercise Activity Thermogenesis)の略で、スポーツなどの特別な運動によらない、日常生活によるエネルギー消費のことを意味します。

実はこのNEAT生活がカラダにいい生活なのです。NEATがなぜ・どのようにカラダに良いのか、解説します。

■NEATとは

上述の通り、NEATとはスポーツなどの特別な運動によらない、日常生活によるエネルギー消費のことを意味します。具体的に、NEATには家事や通勤などの身体活動が含まれ、一般的に運動強度は3METs(メッツ)以下の活動と考えられています。

NEATはヒトのエネルギー消費の約 30% を占めます。基礎代謝の半分程度ですが、1時間の運動によるエネルギー消費の約3倍に値し、NEATは健康的な生活において無視できないエネルギー消費量になります。ある研究によると、太っている人の体重減少の程度はNEATの量(立位・歩行時間の長さ)と比例し、逆に、太っている人の体重増加の程度はNEATの量と反比例すると報告されています(*1)。また、様々な筋トレ・運動の方法論が長く議論されていますが、長期的には有益だといえる方法はないということがわかってきて、ますます健康におけるNEATの重要性が注目されています。

■NEATが注目されている理由

手軽で簡単
わざわざジムに行かなくてもいい、着替えて走ったり自転車に乗ったりしなくてもいいのがNEATのメリットです。

ダイエット効果
NEATを意識することで、消費エネルギーが多くなり自然で無理のない体重減少が期待できます。それと同時に、立つ、歩く、姿勢を伸ばすといった筋肉がつくことで基礎代謝アップが期待できます。

カロリー消費効率が高い
1時間ジムでトレーニングを行っても、せいぜい300kcalしか消費できず、それは一日消費カロリーの10-20%程度です。一方、NEATに目を向けると、買い物や通勤における歩行や姿勢保持のためにもエネルギーは消費されます。座位でも寝ているときに比べてエネルギー消費は約4%増加し、立位では約13%増加します(*2)。

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最終更新:3/25(月) 7:44
サライ.jp

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