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健康寿命を伸ばす「ニート(NEAT)生活」始めてみませんか?|医師がすすめる日常生活でできるエネルギー消費のススメ

3/25(月) 6:03配信

サライ.jp

このグラフからもわかるように、現代人の生活の半分以上が座っている状態になります(*3)。NEATの強度を少し上げるだけ、具体的には、座っている時間の2.5 時間を立位あるいは歩行に費やすだけで、毎日約 350kcalのエネルギーを余分に消費することができるのです(*4)。実は、NEATを増やすことは運動するより効率がいいのです。

将来の病気のリスクを減らす
NEATを増やすことが、将来の寝たきり(フレイルやロコモーティブシンドローム)、メタボ・生活習慣病のリスクを減らすと言われています。ある研究によると、週に7時間以上の中高強度の運動を実施していたとしても、テレビ視聴時間が1日7時間以上の人は、1時間未満の人と比べて総死亡リスクが47%、心臓病による死亡リスク は2倍も高いと報告されています(*5)。別の研究でも、余暇におけるテレビ視聴や読書を含む座位時間が1日6時間以上の成人の場合、3時間未満の成人と比べて総死亡リスクが男性で17%、女性では34%も高いことがわかっています(*6)。

■NEATの増やし方

普段のデスクワークを、立って行う、椅子にもたれないで行うだけでもNEATアップにつながります。エレベーター、エスカレーターの代わりに階段を使う、テレビの時間にエクササイズやストレッチを一緒に行うことも有効です。

普段より多く動けば良いだけなので、何も難しいことはありません。ただ、大切なことは「続けること」です。このような地味な作業には筋トレのような筋肉の張り感や爽快な疲労感がなく「やっている実感」を持てないことがネックになります。

そこで、1時間に一回自分の姿勢が維持できているかをチェックしたり、できたことを記録していくようにしましょう。記録すると自分の小さな変化にも気づくようになりますし、そのことによって自分でも続けることができたという「自己効力感」を芽生えさせることができます。自己効力感は行動の継続、さらには運動習慣の獲得へとその人を導く大切な要素です。なかなか運動習慣が根付かない人がNEATを見直すことは、行動を変えるジャンプ台にもなる可能性を秘めているのです。

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最終更新:3/25(月) 7:44
サライ.jp

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