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星野源、音を“伝染”させたドームツアー詳報

3/25(月) 20:16配信

GQ JAPAN

星野源が5大ドームツアー『POP VIRUS』を行なった。6公演めの東京ドーム1日めをリポートする。

【写真でチェック!心底音楽が好きそうな星野源】

音の“伝染”

2月2日から3月10日まで、星野源が国内5都市8公演のドームツアーを廻った。筆者は2月27日、東京ドーム公演の1日目を取材した。バックネット側1階スタンドに用意された記者席から取材したリポートである。

東京ドーム公演のステージは外野スタンド側に設置された。メインステージはバックスクリーンとほぼ同じ幅くらいで、左右に巨大スクリーンがある。ステージ中央に花道があり、ピッチャーマウンド付近までまっすぐに伸びる。客席はレフト側ポール付近からぐるっと3塁側、バックネット、1塁側を回って反対のライト側ポール付近までのスタンド1・2階席と、グラウンドに並んだアリーナ席に設けられ、この日は約5万人が集まった。この客席に、ライブがはじまると、星野源が最新アルバム『POP VIRUS』で導入したある音が、まさに“ウイルス”のように伝染していく。

ライブは定刻の18時30分からスタートすると星野は花道の真ん中、センターステージに現れた。派手な演出はなく、服装も赤いスウェットパーカに黒パンツとラフな格好である。アコースティックギターを肩にかけて1曲めの「歌を歌うときは」をひとりで弾き語った。

そして2曲め。アルバムのタイトルナンバー「Pop Virus」の弾き語りをはじめる。1サビを歌いきるあたりからそれまで閉じていたメインステージの幕が開き、ステージにはギターやベース、そしてドラムとキーボードのほかに、ストリングス、ホーンなど総勢13名が姿を現す。「Pop Virus」で導入された大きなシンセサイザーの音をきっかけに照明が雷のように明滅した。その瞬間、低音が地響きのように会場を伝い、僕の座っていた記者席が振動で揺れた。この感触が、星野がアルバム『POP VIRUS』において導入した低音を強調する“ベース・ミュージック”と呼ばれる音楽の特徴だった。臨場感に驚いた。

伝染したのは低音だけではなかった。3曲めにアップテンポな曲調の「地獄でなぜ悪い」が演奏されると、観客がいっせいに高速ハンドクラップを開始した。観客は2拍めと4拍めに手を叩く裏打ちを基本に、曲に合った手拍子を叩いて星野の演奏に応えた。曲ごとにライブは熱を帯びていく。演出に映像が加わり、ダンサーが登場して華やぎが増す。

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最終更新:3/25(月) 20:16
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