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DOWNLOAD JAPANを総括「進化するジューダス、スレイヤーとの別れ、狂乱のゴースト」

3/25(月) 19:40配信

Rolling Stone Japan

アーク・エネミー、アンスラックス、ゴースト、SUM 41が登場

そして、折り返し地点に差し掛かると、アーク・エネミーが参上。日本でも圧倒的な知名度を誇るバンドだけに、観客の興奮度もマックスに達する。緻密に構築されたエッジ際立つギター・ワークもさることながら、3代目ヴォーカリストのアリッサ嬢には終始耳目を奪われてしまった。フォトジェニックな容姿、デスボイスで攻め立てる男勝りの歌声を含め、世界広しと言えどもトップクラスに位置するヴォーカリストと言っていい。青く染められた長髪を振り乱し、両手でマイクを握りしめ、斜め45度の角度で歌い上げる様は惚れ惚れするかっこ良さ。メロデスのカテゴリーを軽く飛び越え、メタル・ヒロインの称号を捧げたくなるアマゾネスっぷりに感服した。

転換中にアイアン・メイデンの「The Number Of The Beast」が流れ、観客を大合唱を導くと、遂にスラッシュメタル四天王の一翼を担うアンスラックスの出番だ。パンテラの「Cowboys From Hell」のイントロを弾いた後に「Caught In A Mosh」に突入する流れには悶絶。キレキレのリズムを刻み付ける演奏、さらにジョーイ・ベラドナの喉も絶好調であった。これまで彼らのライブを何度と観ているけれど、この日は群を抜くパワーとエナジーを解き放っていた。ジョー・ジャクソンの「Got The Time」、トラストの「Antisocial」のカヴァー2曲を含め、1秒も隙を与えないベストな選曲も最高だった。

さあ、次はSUMMER SONIC 2014以来となるゴーストが遂に幕張に降臨。黒い燕尾服に身を包んだコピア枢機卿(Vo)、同じく黒の衣装に銀のマスクを付けたグレッティーズ(ギター3人、女性キーボード2人、ベース、ドラム)の合計8人体制により、「Ashes」~「Rats」でスタート。キャッチーなリフ、親密なメロディ・ライン、ズシッと腹に来るヘヴィな音色に会場は早くも興奮のるつぼと化す。コピア枢機卿はベールに包まれた見た目とは裏腹に愛嬌たっぷりに観客とコミニケーションを図り、麗しい歌声を高らかに響かせていった。

中盤過ぎにはインスト曲「Miasma」をプレイし、後半にはパパ・ニヒル(Sax)が突如現れる演出にも沸く。それから圧巻だったのはラスト2曲「Dance Macabre」~「Square Hammer」の流れだろう。歌えて踊れるポップ・チューンで狂喜乱舞の大熱狂を作り上げた。

続いてポップパンクの雄、SUM 41はメタル勢が多い中でどこまで斬り込めるのかと気になっていたが、ジャンプやサークル・モッシュが途絶えない圧巻の盛り上がり。それもそのはず、2015年にメタル・ギタリスト、デイヴ・バクシュ(Gt)が復帰したこともあり、彼らはメタル・ファンとの相性も抜群なのだ。後半にはブラック・サバスの「Paranoid」を途中まで披露したかと思えば、クイーンの「We Will Rock You」をパンク・バージョンでカヴァーし(かっこ良かった!)、ラストは「Still Waiting」で大団円。総じてポジティブなメロディで多くの観客を昇天させていた。

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最終更新:3/25(月) 19:40
Rolling Stone Japan

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