ここから本文です

「18希望全部落ちた」 新年度前にSNS上で保育所落選嘆く声、待機児童はなぜ減らない?

3/25(月) 6:40配信

オトナンサー

民間企業も待機児童対策

 京都府長岡京市では、認可外保育所と幼稚園を併用する家庭向けの補助制度を2017年度から実施しています。子どもは、日中は幼稚園、その他の時間帯を認可外保育園で過ごし、両施設間をバスで移動します。子ども1人当たりの補助交付額は月額2600円~3万6800円で、子どもの年齢や市民税所得割額などに応じて異なります。

 長岡京市健康福祉部子育て支援課の担当者に聞きました。

Q.なぜ、こうした補助金制度を開始したのですか。

担当者「保育の受け皿を年々拡充していますが、保育ニーズがそれを上回るペースで増加しているためです。保護者に対し、多様な選択肢を提供したいという思いがありました」

Q.これまでの利用実績は。

担当者「2017年度は前期7人、後期6人でした。2018年度は前期6人、後期6人(見込み)です」

 待機児童対策を、民間企業もサポートしています。富士通(東京都港区)は2018年11月、ソフトウエア「MICJET MISALIO 保育所AI入所選考」の提供を開始しました。多様な申込者データや各自治体の基準をもとに、AI技術で適切な保育所に割り当てる仕組みです。選考にかかる労力を大幅に軽減できるのが特徴です。

 同社広報IR室の担当者に聞きました。

Q.ソフトを開発した理由は。

担当者「きょうだいが別々の保育園に入園するケースなど、待機児童に関する問題が話題となっています。入所者全員の希望が可能な限りかなう選考の実現に貢献したいと考えました。開発期間は約1年です」

Q.メリットは。

担当者「従来、数百~数千時間かかっていた選考が数秒で完了するため、選考結果をすぐ保護者に通知することができます。自治体職員の働き方改革にもつながります」

Q.導入自治体は。

担当者「2018年度までに契約いただいた団体は、滋賀県草津市、東京都港区、広島県尾道市、高松市です。19年度以降は、50以上の自治体がシステムの本格的な導入を検討しています」

 今年10月からは、3~5歳の原則全世帯、0~2歳の住民税非課税世帯を対象に、幼稚園・保育所の利用料が無償化される見込みです。待機児童の解消は、より困難になるかもしれません。

オトナンサー編集部

2/2ページ

最終更新:3/25(月) 12:53
オトナンサー

記事提供社からのご案内(外部サイト)

オトナンサー

株式会社メディア・ヴァーグ

「ライフ」「漫画」「エンタメ」の3カテゴリーで、暮らしに話題と気づきをお届け!

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事