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NSXの存在意義を考える! フェラーリやポルシェより魅力はあるのか?(マイナーチェンジモデル試乗記)

3/26(火) 21:17配信

GQ JAPAN

ホンダのスポーツカー「NSX」がマイナーチェンジを受けた。よりスポーティに、そして操縦感覚がよりナチュラルになったとうたう最新モデルの実力はいかに?

【写真を見る】快適度ナンバーワンのスーパーカー!? NSXのインテリアとは?

よりナチュラルになった電子制御

ホンダ「NSX」がホンモノのスポーツカーであると思うのは、すべてにおいてオリジナリティが高いからだ。3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンに、電気モーターを3つ組み合わせたハイブリッドのドライブトレーンや、迫力あるスタイリングは、ほかに類がない。

操縦感覚についてもおなじだ。後輪を左右べつべつのモーター(計2個)で駆動するのが大きな特徴だ。ふたつのモーターによる大トルクによって瞬発力を生むとともに、モーターの回転を緻密に電子制御し、コーナリング性能を高めている。

独特のコンセプトに基づいた、現時点で最も先進的なスポーツカーといえるのが現行NSXである。とりわけ、「スポーツハイブリッドSH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」と呼ばれる独自の4輪駆動技術は、2016年8月に登場したとき、おおいに注目を集めたものだ。

ただし、登場したときは気になる点もいくつかあった。とくに、後輪用モーターの制御が不自然で、人間の感覚がついていかないほどクイックに曲がってしまったのだ。

こうした背景もあり、2018年10月25日に実施されたマイナーチェンジでは、不自然と思われたフィールを改善し、かつブッシュやスタビライザーの剛性アップによってサスペンション設定を見直したという。

「あらゆるシーンでのコントロール性や、ドライバビリティー、路面との接地感のさらなる向上を目指し、動的性能を進化させました」と、新型NSXについてホンダは広報資料で要約している。

実際、運転すると、操縦感覚は「すばらしい!」のひと言だった。ボディがからだにぴったりフィットした感覚で、クルマが走り、曲がり、そして止まるのである。

また、モーターのアシストによる加速感覚は相変わらず異次元であるものの、これまでに比べよりナチュラルになった。スーパースポーツカーといえば、8気筒や12気筒などの大排気量エンジンを搭載しているので、ほかのクルマに比べると十分独特な加速感覚を楽しめる。アクセルペダルを踏み込んでから、一瞬とはいえ回転が上がるのを待ち、そこからいきなりトルクが(大)爆発するものだ。

しかし、NSXの加速感覚はさらに独特だ。なぜなら、モーターのアシストによっていきなり大トルクが発生するからである。さらに、搭載するエンジンは2000rpmから550Nmの最大トルクに達し、かつモーターのアシストもくわわるため、ピーク時はシステム合計で646Nmもの最大トルクを発生するからすごい。

ただし走行モードのうち、「トラック(レース場)」を選んでいないかぎり、静粛性が高いせいもあり、加速時に暴力性を感じさせない。これもまた、加速感覚の独自性を高める要因だ。

なお、9段のDCT(デュアルクラッチ変速機)を介しての加速性能は、静止状態から100km/hまで、海外のプレスによると3秒ないしは3.1秒といわれる。

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最終更新:3/26(火) 21:17
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