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「スーツは時代遅れ」という考えが間違っている理由

3/26(火) 22:30配信

エスクァイア

 ゴールドマン・サックスが社員に向け、「服装に関するガイドラインを緩和する」という社内告知が出されたとき、メンズウエアに関して息苦しさを感じていた人々がここぞとばかりにスーツの終焉を宣言したのは、予想できたことでしょう。

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 トレンドに疎(うと)く、着られるというだけの理由で何年もスーツを新調していなかった人々のその動きは、「ノーベル賞受賞経済学者のポール・クルーグマンが、ドナルド・トランプの勝利が長期的な不況を引き起こすと予想した」ことと同じくらい、それは明白な動きでした。

 確かに職場でスーツの義務化がなくなれば、スーツを着る機会は再定義され、着用頻度は変わっていくかもしれません。しかしスーツは、フェドーラ帽子や肌着、タバコ、タイプライター、ガラパゴス携帯とは違います。衣類の中でもバランスのとれたベテランなのです。

 これでも、「スーツの時代は終わった」と考えますか? そんな方には、(冠婚葬祭を除き)スーツがまだまだ必要であるという5つの理由をお話しましょう。

1. スーツの使い道は複数ある

 19世紀終わりに、ロンドンのとある男性が上下揃いのジャケットとパンツを着てから、後に「スーツ」と呼ばれることになったこのウエアは、ポップカルチャーとともに(もしくは少し遅れをとって)常に一進一退しながら進化してきました。

 タイトジャケットにゆったりしたパンツの30年代から、40年代のズートスーツ、ビートルズ・スーツ、ケネディ大統領のホップサック、70年代のベルボトムのディスコスーツ、80年代 & 90年代の肩パッドが入ったデザイナースーツまで…。スーツをひと括りで考えてしまうと、スーツそのものを誤解することになってしまいます。

 スーツはアーミーナイフのように、万能な多目的ツールなのです。

 ジャケットをジーンズに合わせたり、パンツにTシャツとデニムジャケットを合わせてみたり。すべてはあなたの想像力と自信にかかっています。

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最終更新:3/26(火) 22:30
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