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渡辺久信だから言える。監督「森×野村」、捕手「伊東×古田」の違い

3/27(水) 6:40配信

webスポルティーバ

【西武もヤクルトも精神的にタフなチームだった】

――1992年はライオンズの4勝3敗、1993年はスワローズに対して3勝4敗、通算で7勝7敗という大激戦でした。本当に紙一重の戦いでしたが、どのように振り返りますか?

渡辺 1992年はうちが勝ったけど、やっぱり苦労の末の勝利でした。延長戦が4回もありましたよね。どっちが勝ってもおかしくなかったと思いますよ。結果的に西武が勝ったのは、やっぱり経験の差ですね。長年、日本シリーズで戦ってきている場慣れ感みたいなものが、多少なりともあったのかもしれない。

――1993年はオレステス・デストラーデ選手のメジャー復帰もあって、ライオンズが惜敗しました。

渡辺 確かにデストラーデは抜けたけど、別に「戦力ダウンだ」とはあまり感じていなかった気がします。この年も「また、ヤクルトが相手か」と感じたぐらいで、特に何かを意識したことはなかったと思いますね。

――スワローズ関係者にお話を聞くと、「デストラーデが抜けたことで、今年は勝てるぞ」と強く思っていたと言っていました。

渡辺 確かに1992年までの西武のクリーンアップは、パ・リーグ全体で見てもトップクラスでしたからね。秋山(幸二)さんもよかったし、清原(和博)もよかったし、デストラーデもすごかった。でも、僕としてはトータルで見れば清原が一番いいバッターだったという思いがあります。

――これはみなさんに伺っているんですけど、先ほども言ったように両チームの対戦は2年間で7勝7敗でした。はたして、両者の決着は着いたのでしょうか? 一体、どちらが強かったのでしょうか?

渡辺 別にいいじゃないですか、決着を着けなくても(笑)。2年連続で第7戦までいくってことは、西武もヤクルトもどっちも強いんですよ。そして、どちらも精神力が強いんです。どちらかのチームが精神的にキレちゃったら、もう4勝1敗くらいでアッサリと決着が着いちゃうでしょ。でも、何試合も延長戦があったんだから、それはどちらも精神的に強いチームだったということなんです。両チームとも、技術はもちろんだけど、精神的にタフなチーム同士だったんですよ。それでいいじゃないですか。

長谷川晶一●取材・文 text by Hasegawa Shoichi

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最終更新:3/27(水) 6:40
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