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惨状にへたり込み、号泣…「かぼちゃの馬車」事件を振り返る

3/28(木) 12:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

スルガ銀行、レオパレス21……。名だたる企業が今ニュースに登場し、惨憺たる不動産業界の現状が露呈しています。しかし、これらは不動産業界において公表されていなかった氷山の一角に過ぎません。本連載では、全ての不動産投資家がこれらを対岸の火事として受け止めず、自らが融資地獄への一途を辿らぬよう、事件の発端を振り返りながら、万が一の際の救済方法を伝授します。

エリートサラリーマン大家たちが「返済不能」に

「購入したのは2016年です。販売価格は土地と建物を合わせて1億円程度で、スルガ銀行の金利は3.5%。高額なローン負担に迷いもありましたが、営業マンから『家賃収入が保証されているからリスクは少ない』という説明を受けて購入に踏み切りました」

そう語るのは、2016年に「かぼちゃの馬車」を購入した大手製薬会社に勤めるAさん。30代半ばにして、返しきれないほどの借金を背負ってしまいました。

新築シェアハウス「かぼちゃの馬車」。

タレントのベッキーさんをイメージキャラクターにして、「女性のシンデレラストーリーを応援する」をキャッチコピーに、テレビCMが大々的に流れていたのを覚えている人も多いかもしれません。

問題が明るみになったのは、スマートデイズが2018年4月9日に民事再生法を申請したときのことです。同年1月には、サブリース賃料の支払いが停止したことにより、すでに社会問題化していましたが、そうした最中での破綻劇でした。

スルガ銀行による融資が止まったことが破綻の大きな要因です。シンデレラをお城に連れて行くはずのかぼちゃの馬車は、実はとんだ「毒かぼちゃ」だったわけです。

2012年8月に創業以降、2013年7月期には売上高4億4,500万円だったものが、2017年3月期には316億9,600万円と勢いよく成長していたスマートデイズ。設立わずか5年で、約800人に1万1,259戸以上の新築シェアハウスを販売していました。

そのターゲットは医師、士業、上場企業の会社員などいわゆる「高属性」で、年収の高い世間的にエリートといわれる人たちでした。

悪徳な業者から言わせれば、高額融資が引きやすい、いわば「美味しいカモ」です。

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最終更新:4/5(金) 16:18
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