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東京マラソンでも明暗くっきり。ナイキ"厚底シューズ"ひとり勝ちで日本メーカーが悲鳴

3/28(木) 6:00配信

週プレNEWS

■上位5人はいずれもナイキの厚底を着用

過去最多の約3万8000人が駆け抜けた今年の東京マラソン(3月3日)。日本記録保持者の大迫傑(すぐる/ナイキ・オレゴン・プロジェクト)が29km付近で途中棄権するなど期待の日本勢は冷たい雨に苦戦したが、初マラソンの堀尾謙介(中央大学)が日本人トップの5位入賞。テレビ中継は平均19.0%の高視聴率をたたき出した。

そんなレース展開とともに、ランナーが履くシューズに注目した人も多いだろう。今大会では、一昨年に"常識"破りの"厚底"シューズを投入して以来、マラソン界を席巻しているナイキと、他メーカーの差がさらに拡大した。

まず、上位5人がいずれもナイキの厚底シューズを着用。2時間4分48秒の好タイムで優勝したビルハヌ・レゲセ(エチオピア)をはじめ、5位に入賞した堀尾も現行の最新モデル「ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット(以下、ヴェイパー)」を履いていた(4位に入った日本薬科大学のサイモン・カリウキのみ2017年7月発売の「ズーム ヴェイパーフライ 4%」で出場)。

また、第1ペースメーカーのケニア人3名、第2ペースメーカーの鎧坂(よろいざか)哲哉と村山紘太(共に旭化成)もヴェイパーを着用。日本勢では5位の堀尾以外にも、7位の藤川拓也(中国電力)、9位の髙久(たかく)龍(ヤクルト)も同シューズを履いてトップ10入り。

さらには、レース中盤まで先頭集団でレースを進めた大迫、中村匠吾(富士通)、佐藤悠基(日清食品グループ)もヴェイパーで出走した。

ナイキ契約ランナーである中村は、過去2回のマラソンには"薄底タイプ"で出場。ところが今大会では「ポイント練習をした翌日の疲労度が少なくなってきたので、プラスになってくるはず」と厚底に変更。

また、佐藤は日本メーカーのミズノと契約していたはずだが、「大切なのは結果を残すこと。自分の状態を見て、自信を持って臨めるシューズを選びたい」と、昨秋のベルリンマラソンに続いてナイキの厚底をチョイスしている。

そのようにして猛威を振るうナイキに対し、唯一、健闘したといえるのは同じく米国のニューバランスだ。

今井正人(トヨタ自動車九州)が6位、神野大地(セルソース)が8位に入り、共に東京五輪のマラソン代表決定戦、マラソングランドチャンピオンシップ(今年9月15日開催)の出場権を手にした。

それ以外の日本メーカー、アシックスとミズノは上位に顔を出すことすらできず、厳しい現実を突きつけられた。

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最終更新:3/28(木) 13:06
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