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消費税、保育料無償化 DUAL家計はこう変わる

3/28(木) 12:00配信

日経DUAL

2019年は共働き家計には様々な変化が起こります。働き方改革関連法の施行、10連休となるゴールデンウイーク、そして秋には消費税増税、保育料の無償化。もう少し先まで見通すと、2020年には東京オリンピックが開催されます。一方で、景気が後退に転じ、消費増税も見送られるのではという声も出てきています。そんな不安定な要素が多い中、共働きは「ダブルインカム」の強みをどう生かしていけばよいのでしょうか。この特集では、100年ライフに向かって攻めるべきポイントを住宅購入・キャリアチェンジ・資産形成・教育費の面から探っていきます。第1回では、2019年に起こる家計の変化と対策を、ファイナンシャルプランナーでお金にかかわる動きをわかりやすく読み解く経済エッセイストの井戸美枝さんに聞きました。

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【ダブルインカム 攻めと守りのTo Do】 特集

(1)消費税、保育料無償化 DUAL家計はこう変わる  ←今回はココ

(2)五輪前で住宅は高止まり 住宅購入・買い替えはいつ?

(3)子育て期の資産形成、投資に挑戦勧める理由

(4)保育料無償化 教育費の貯め時に変動あり?

(5)売り手市場に乗るべき? 共働きのキャリアチェンジ

●働き方改革で得た時間をキャリアアップ、年収増につなげる

 「DUAL世代の生活に大きな変化をもたらすのが、4月からスタートする働き方改革です。残業時間の上限が原則として月45時間・年360時間に規制されます。これに伴い、残業代が減る人も多いでしょう」と井戸さん。家計への影響はあるのでしょうか。

 「多くの企業では、働き方改革に伴い、業務の見直しで効率化を図り残業時間を削減すると共に、残業代を還元するような給与規定の見直しを行っています。働き方改革がDUAL世帯の家計に及ぼす影響は少ないと考えてよいでしょう。むしろ、残業時間の上限ができ、年次有給休暇取得が義務化され、フレックスタイム制の拡充が促進されることで、共働き家庭にとって、より働きやすい環境が整うことになります」

 年休取得の義務化や残業時間の削減で、自由な時間が増える点について、井戸さんは次のように注意を促します。「休みがとりやすくなる分、料金が安い時期を選んで旅行に行きやすくなる可能性は高まりますね。ただし、働き方改革では収入が増えるわけではないので、休みやすくなったからといって、むやみにレジャーを増やすと要注意です。レジャー費は年間で予算を組んでしっかり管理しましょう」

 その時間を「自分磨き」に使うことも大切だと井戸さんは話します。「40歳前後の共働きで、今は世帯年収が1000万円前後あると言っても、それが5年先、10年先まで続くとは限りません。DUAL世帯はこれから転職・起業も当たり前の世代です。組織に残るとしても、その中で競争があるでしょう。そのときに少しでも有利な条件を得てステップアップするためには、常に学び続け、専門性を高めていく必要があります」

 井戸さんは、働き方改革で増えた自由な時間を、その学びのためにこそ充てるといいと話します。「例えば、雇用保険の制度の一つである『専門実践教育訓練給付金』を使うと 訓練を受けている間と終了した際に、給付金が支給されます。この制度を使って、3年まで大学院へ通い、MBA取得を目指すことも可能です。こうした制度を利用して資格を取得したり、スキルを高め、どこへ行ってもやっていける自立性を高めることも、100年ライフの時代には必要となるでしょう」

● 10連休で「ライフプラン表」を作成し、まとまったお金が必要な時期を把握

● 消費増税で負担増は年4~5万円。外食が多い家庭はさらに増える可能性も

● 車、住宅、家電。「駆け込み」購入すべきものは?

● 10月「保育無償化」で浮いたお金は積み立てに回す

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最終更新:3/28(木) 12:00
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