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Stage 2019年劇団☆新感線39興行・春公演『偽義経冥界歌』

3/30(土) 10:11配信

中央公論

文・河合祥一郎 東京大学教授

 昨年末までIHIステージアラウンド東京で約二年間客席を回し続けてロングラン公演を果たした劇団☆新感線が、三年ぶりに「いのうえ歌舞伎」(いのうえひでのり演出)の新作を上演する。題して『偽義経冥界歌』。中島かずきが、すべて役者に当てて書きおろした。生田斗真が主役・偽の義経を演じる。舞台は鎌倉時代。
 源頼朝(粟根まこと)が鎌倉で権勢をふるう一方、頼朝の義理の弟・遮那王牛若こと義経(早乙女友貴)は、平氏の追っ手から逃れて奥州の奥泉に隠れていた。お目付け役の僧・常陸坊海尊(山内圭哉)の制止も聞かず死者を冒涜した義経は、奥華次郎泰衡(中山優馬)と切り結び、その兄・奥華玄九郎国衡(生田斗真)に殺されてしまう。
 頭を抱えた奥泉の領主・奥華秀衡(橋本さとし)は、武蔵坊弁慶(●橋本じゅん/◎三宅弘城)の案に従い、玄久郎に「源九郎義経」を名乗らせる。
 だが、奥華秀衡は、妻・黄泉津の方(りょう)の策略にかかり、実の息子の次郎泰衡に殺されてしまう。
 偽義経は壇ノ浦の戦いに挑むが、その海辺には、ギターに似た六絃という楽器を爪弾いて、滅びゆく平家の霊を慰める女・静歌(藤原さくら)がいた。鎮魂の歌のなか、血まみれの秀衡が現れ、「妻と弟に謀られ、実の息子に殺された。仇をとって父の無念を晴らしてくれ」と偽義経に訴える。この展開は、まるで『ハムレット』そっくり……?
 そのほかの出演に右近健一、河野まさと、逆木圭一郎など。大阪・金沢・松本公演(●)と東京・福岡公演(◎)では一部のキャストが異なる。東京公演は来年二月。かなり先だ。

金沢公演 4月2日(火)~7日(日)金沢歌劇座
松本公演 4月18日(木)~21日(日)まつもと市民芸術館
東京公演 2020年2月予定 TBS赤坂ACTシアター
福岡公演 2020年4月予定 博多座

最終更新:3/30(土) 10:11
中央公論

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