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急増する「お一人様」はホテルに歓迎されるのか

3/30(土) 5:20配信

東洋経済オンライン

 一昔前は、とくに女性の一人旅は宿に敬遠される傾向があったが、最近では「一人旅」というジャンルがすっかり定着した感がある。旅行大手JTBが2017年にまとめた調査によれば、一人旅を経験したことがあると回答した人が6割に上る。また、『じゃらん』が毎年実施している宿泊旅行調査によれば、調査を開始した2004年から2016年まで一人旅は毎年連続で増加し、2017年、2018年は前年度と同率で推移しているという。

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 一人旅が増える理由には、晩婚化や熟年離婚の増加といった社会的背景に加え、ストレス社会におけるリフレッシュや個人の趣味の多様化、一人旅ならではの「気軽さ」なども考えられる。

 一方で、一人旅には宿の料金が割高になるのではないか、食事のときに孤独を感じるのではないかといった不安もつきまとう。そこで、本稿ではリゾート施設の運営を得意とする「星野リゾート」、シティホテルを中心に運営する「プリンスホテル」、ハイクラスホテルの運営のほか、「東急REIホテル」というビジネスホテルブランドも持つ「東急ホテルズ」の各社の中で、一人旅での利用が増えているという施設を取材し、どのように一人旅を受け入れているのか話を聞いた。

■「山のリゾート」ならではの運営の難しさ

 今回、星野リゾートの施設で取材に訪れたのは、京都府と滋賀県にまたがる比叡山の高台に建つ「星野リゾート ロテルド比叡」(以下、ロテルド比叡)というオーベルジュ(宿泊設備を備えたレストラン)型のリゾートだ。

 ロテルド比叡は、もともと、京阪グループが所有・運営していたが、2015年7月から星野リゾートが運営を受託。滋賀県産の食材を中心に使ったフレンチが楽しめるオーベルジュとして営業している。

 ロテルド比叡は、いわゆるシングルルームの設定はないが、「基本的に一人旅のお客様を、積極的に受け入れています」(ロテルド比叡総支配人の唐澤武彦氏)という。その背景には山のリゾートならではの運営の難しさもあるようだ。

 比叡山は、冬は雪に覆われる時期も長く、八瀬(京都側)と坂本(滋賀側)にある2つのケーブルカーのうち、八瀬のケーブルカーは冬季運休する。そうした事情もあり、京阪時代は、冬季は全館クローズしていたが、星野リゾートになってからは通年営業するようになった。

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