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「自分たちのサッカー」問題に"先生"岩政大樹が一石! 言語化されてこなかった「本質的な原則」とは?

4/2(火) 6:00配信

週プレNEWS

──初歩的な質問ですが、そもそも攻撃側はボールに合わせて動いているわけではない?

岩政 守備側はボールに合わせて立ち位置を決めますが、攻撃側は必ずしもその必要はありません。とにかく攻撃側が考えるべきは、マークをうまく外してボールを待てているか、ということだけ。

あとは、ボールがそこに来るかどうか。多くの選手はボールが来ないとだんだん足を止めてしまうことが多いんですが、僕は確率論で考えていて。何回かに一回は自分のところにボールが来るわけですから、そのときにマークを外して、相手の前でシュートを打つことができるかどうか。

それさえできていれば、シュートをミスしても気にしなくていい。僕の場合、毎試合そのチャレンジを続けることで、シーズンが終わるとだいたい8試合に1点のペースで得点が取れていました。

──いつから実践されているんですか?

岩政 プロ入り後ですね。ゴールという結果を出し続けるために自分でこの原則を見つけ出し、やり続けました。再現性を高めたからこそ、センターバックにもかかわらず、プロ15年間の公式戦で70ゴール以上を取れたのだと思います。

──説得力がありますね。

岩政 いろんな選手を見てきましたが、うまい選手のマークの外し方は一緒です。結局、みんな自分で「相手の背後を取る」ためのこの原則を見つけているだけ。この原則を押さえていれば、うまくいかないときにそれと照らし合わせて修正点を見つけることができますから。

このように、この本の中では、サッカーのあらゆる局面における「本質的な原則」を言語化しているので、サッカーファンの方や指導者の方にもぜひ読んでもらいたいですね。

●岩政大樹(いわまさ・だいき)1982年生まれ、山口県出身。東京学芸大学から鹿島アントラーズに加入し、2007年からJリーグ3連覇に貢献した。3年連続Jリーグベストイレブンに選出された。2010年南アフリカW杯日本代表。13年に鹿島を退団した後タイのテロ・サーサナ、ファジアーノ岡山、東京ユナイテッドFCを経て18年に現役を引退。ベストセラーとなった『PITCH LEVEL』(KKベストセラーズ)で「サッカー本大賞2018」受賞。解説や執筆を行なう傍ら、メルマガ、ライブ配信、イベントを行なう参加型の『PITCH LEVEL ラボ』を開設するなど、多方面に活躍の場を広げている

■『FOOTBALL INTELLIGENCE 相手を見てサッカーをする』(カンゼン 1600円+税)「自分たちのサッカー」に「相手」を含めない風潮のある日本サッカー界が次のステージに進むためには、「相手を見てサッカーをする」ことを常識にしなければならない──。元日本代表センターバックの岩政大樹氏が自ら筆を執り、「相手を見てサッカーをする」ということを徹底的に言語化。"先生"の愛称で親しまれる頭脳派が、具体的な方法論を提示しながらサッカーの本質に鋭く迫る。サッカーファン、指導者必読の一冊だ!


撮影/山上徳幸

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最終更新:4/2(火) 6:00
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