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安藤勝己の「3歳牝馬番付」。桜花賞、オークスで勝てる馬を決めた

4/3(水) 6:21配信

webスポルティーバ

 いよいよ3歳クラシックの開幕である。その第1弾となるGI桜花賞(阪神・芝1600m)が4月7日に行なわれる。

【写真】桜花賞候補たちの現状は?

 今年は、昨年末のGI阪神ジュベナイルフィリーズ(12月9日/阪神・芝1600m)を制して2歳女王に輝いたダノンファンタジー(牝3歳)が、前哨戦のGIIチューリップ賞(3月2日/阪神・芝1600m)も難なく勝利。人気のうえでは同馬が中心と見られている。

 だが、このダノンファンタジーをデビュー戦であっさり退けたグランアレグリア(牝3歳)や、阪神JFで僅差の2着となって、年明けのGIIIクイーンC(2月11日/東京・芝1600m)を快勝したクロノジェネシスなど、手強いライバルも数多く控えている。

 ここまで4連勝中とはいえ、ダノンファンタジーも決して安泰とは言えない状況だ。また、3歳牝馬にとっては未知なる距離での戦いとなるGIオークス(5月19日/東京・芝2400m)となれば、思わぬ馬が台頭する可能性も大いに考えられる。

 そういう意味では、3歳牝馬クラシックは混戦模様である。素人目には、その行方はなかなか読めない。

 そこで、今年も競走馬の分析に長(た)けた元ジョッキーの安藤勝己氏に取材を敢行。今年の牝馬クラシックに挑む面々の実力について診断・分析をしてもらい、独自の視点による「3歳牝馬番付」を選定してもらった――。

◆横綱:グランアレグリア(牝3歳)
(父ディープインパクト/戦績:3戦2勝、3着1回)

 生まれ持った素質は、この世代では一枚上――そう思わせたのは、昨春のデビュー戦(6月3日/東京・芝1600m)。馬の完成度で言えば、同レースで2着に敗れたダノンファンタジーのほうが高かったが、その馬をまったく寄せつけずに完勝したのだ。

 そして、そのダノンファンタジーがその後、阪神JF、チューリップ賞と、いわゆる桜花賞への王道路線を歩んで連勝。この馬はその上にいるわけだから、「横綱」はこの馬、ということになる。

 前走のGI朝日杯フューチュリティS(12月16日/阪神・芝1600m)では3着に敗れたけれども、牡馬相手の一戦で、勝った馬に出し抜けを食らった感じだった。それまで楽な競馬ばかりだったから、ちょっと隙があって、そこを突かれた印象だ。決して力負けではないし、この馬の能力はあんなものではないと思う。

 一瞬でサッと抜け出す脚があって、前からでも、後ろからでもレースを進められ、どんな競馬にも臨機応変に対応できる。何よりスケールが大きいし、まだ完成途上で伸びしろもある。オークスまではこの馬で決まり、だろう。

 桜花賞に向けては、前走から間隔が開きすぎていることを問題視する人もいるみたいだけど、どこかが悪くて使えなかった、というわけではなく、ぶっつけのGIでも勝負になると見込んでのことだから、大きく割り引く必要はないと思う。

 もしかすると、オークスのあとの目標は、凱旋門賞なのかもしれない。それを考えれば、この時期は疲労を残さないためにも、使うレースは絞ったほうがいい。今回のぶっつけローテーションには、そんな思惑もあるような気がするね。

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最終更新:4/3(水) 6:21
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