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「令和は女性の人権の時代になる」小林よしのりが平成を総括

4/5(金) 8:30配信

週刊SPA!

 オウム真理教事件に、薬害エイズ事件、ネット右翼の台頭、憲法改正や皇位継承の議論……。平成時代を象徴する社会問題に、さまざまな面から関わり、主張を述べてきた小林よしのり氏。本稿では小林氏の最新刊『ゴーマニズム宣言 2nd Season 第2巻』(扶桑社刊)の平成を総括するコラムと、本人の言葉を参考に、平成時代の小林氏の活動を振り返る。

「平成はワシの時代だった!!」とゴーマンに宣言

 コラムではテレビアニメ『おぼっちゃまくん』の放送開始も、『ゴーマニズム宣言』の前身のエッセイ漫画『おこっちゃまくん』の連載開始も平成元年だったことに言及。「平成はワシの時代だった!!」とゴーマンに宣言している。

 そして平成時代は、「日本の右傾化が進んだ時代」「極端な左傾化をしていた日本が正常に戻った時代」などとも言われるが、小林氏は慰安婦問題の検証を行い、「新しい歴史教科書をつくる会」にも参加。そんな社会の中心で活動を続けてきた。

 また平成17(2005)年には『マンガ 嫌韓流』がベストセラーとなったが、著者・山野車輪氏は『ゴー宣』からの影響を公言。そのため小林氏は一部で“ネトウヨの生みの親”とも言われたが、2014年4月12日のブログ「嫌韓流の作者と安田浩一の対談を読んだ」で以下のような反論を行っている。

「『嫌韓流』が出たとき、『戦争論』に似ていると言われて不愉快でしょうがなかった。似ているのはナショナリズム肯定だけで、テーマの複雑さや意義はまったく違う。ネットの中の嫌韓カルト言説を集めて漫画にするって、作家性はどうなるんだ?(中略)『戦争論』執筆時はまだ説明が未熟だが、342pに『国のために部落差別なんてあっちゃいけない』と書いている。わしは『差別論』の著者だから、在日差別だってあっちゃいけないと考えるのは当然だ」

令和は「女性の人権の時代になる」と断言

 そして平成も20年代になると、小林氏は天皇論やAKB論でもメディアから注目を浴びてきた。その天皇論の口火を切った1冊『ゴーマニズム宣言スペシャル・天皇論』(平成21年)は保守論壇でも好意的に受け止められたが、「女系天皇を認める」という部分だけは批判の的となったという。

 また、最新刊の『ゴーマニズム宣言 2nd Season 第2巻』でも小林氏は「新天皇即位を寿ぐ」という作品で、女系天皇について言及。同作品を単行本の最後に収録した背景について、以下のように述べている。

「新しい天皇が新しい時代を築くはずだということと、平成時代の積み残しになった女系天皇の問題を、もっとしっかり議論をしなければいけないと思いました。天皇論も改憲論も描いたこの単行本自体が、平成時代の総括になっていると思います」

 なお小林氏は、「女系天皇を認めない人々の考えの裏には男尊女卑がある」との考えを以前から述べていたが、新たに幕を開ける令和時代については「女性の人権の時代になる」と断言。2019年2月8日のブログでも以下のように宣言している。

「わしは特に自分のためではなく、不当に苦しめられている他人のため、さらに『言論・表現の自由』とこの国の民主制を守るため、さらに『公』のためならば、特攻隊の気迫で戦う覚悟がある。今、わしの中で論理構築が美しく出来つつあるから、今に見ているがいい」

 平成を駆け抜けた小林よしのり氏は、令和の時代もまだまだ走り続けそうだ。

構成/古澤誠一郎 写真/渡辺秀之

日刊SPA!

最終更新:4/5(金) 11:05
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